基礎事業の売上高は前年同期比34.4%増の126.39億円、営業利益は同274.2%増の12.21億円となった。コンクリートパイルの全体需要は減少したが、同社グループでは全国的に受注が増加したことに加え、原価高騰に対する価格見直しが軌道に乗り始めたことなどから、増収増益となった。
下水道関連事業の売上高は同33.7%増の55.32億円、営業利益は同99.8%増の8.81億円となった。ヒューム管の全体需要は減少したが、同社グループでは全国的には受注が増加したことに加え、高付加価値製品である合成鋼管の出荷や、注力している道路用プレキャスト製品の拡販などにより、増収増益となった。
太陽光発電・不動産事業の売上高は同7.6%減の7.12億円、営業利益は同4.7%減の4.06億円となった。
その他の売上高は同38.1%増の0.36億円、営業利益は同47.0%増の0.28億円となった。
2025年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比9.7%増の370.00億円、営業利益が同37.5%増(前回予想比11.8%増)の19.00億円、経常利益が同25.4%増(同15.4%増)の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同36.0%増(同30.0%増)の26.00億円としている。
また、2025 年3月期の中間配当および期末配当について、業績予想の修正に伴い直近の配当予想を修正して、中間配当金、期末配当金それぞれ1株当たり17.00円から2.00円増配の19.00円とすることを発表した。これにより、年間配当金は前期実績より13.00円増配の38.00円となる見込み。
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