DX事業の売上収益は前年同期比25.2%増の10.32億円と伸長し、BPO事業を上回った。セグメント利益は同95.8%増の3.24億円と大幅な増益となった。「Knowledge Suite」と高い相乗効果を発揮するBtoB営業リスト作成サービス「Papattoクラウド」等、グループ会社及び提携先パートナーによるRPAサービス等の同時提案やクロスセルといった取り組みを推進し、SaaS売上収益は前年同期比108.0%増、グループサブスク ARR(※)は15.88億円となった。
BPO事業の売上収益は同2.8%増の9.44億円、セグメント利益は同14.6%減の1.23億円となった。引き続き高いIT人材需要を背景に積極的な営業活動を進めたものの、IT人材不足による新規開発プロジェクト案件における機会損失が発生し、SES売上収益は前年同期比 6.3%増となった。
引き続きDX事業の成長が継続し、DX事業の売上構成比がBPO事業を上回った。また、営業利益は大きく改善が進み、営業利益率10%に向け改善が進んでいる。
2024年9月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比12.0%増の40.00億円、営業利益が4.01億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同823.2%増の2.85億円を見込む。
最優先課題である営業利益率10%達成のために、以下の4つの政策に注力する方針である。
1.クロステック事業への体制変更
中堅・中小企業のDXを支援する4つのクロステック「セールステック」、「マーテック」、「ディープテック」、「タレントテック」へ経営資源を絞り、新たな体制をスタート
2.成長ドライバーの加速
タレントテック事業の一層の加速に加え、インサイドセールス事業の立ち上げを実行。その他クロステック領域の積極的なM&Aを推進する
3.人的資本の適正配置
グループ内の人材を不採算事業から成長事業へ適正に再配置。人材確保と人材活用の効率化を再検討。人員増加に伴うオフィスワークからテレワークへ移行。生産性向上への向けたアウトプット重視の評価・採用基準を導入
4.既存事業の収益改善
前期におけるソフトウェア資産除却による減価償却費の大幅改善。新規事業への人員再配置によりコスト抑制を実行
※グループサブスク ARR: 2024年3月末時点のOEMを除く同社及び同社グループが提供する全てのSaaSにおける各四半期末時点のMRRの12倍で算出。ARRはAnnual Recurring Revenueの略。年次経常収益。MRRはMonthly Recurring R
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