■ギグワークス <2375> 375円 (+61円、+19.4%) 一時ストップ高
ギグワークス <2375> [東証S]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は26日、100%子会社のGALLUSYSが、クシム <2345> [東証S]の子会社であるチューリンガムと共同開発を進めるブロックチェーンゲーム「SNPIT(スナップイット)」のストラテジックアドバイザーに、作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏が就任すると発表。これを手掛かり視した買いが集まったようだ。クシムも商いを伴って急反発となった。SNPITは、スマートフォンのカメラで撮影した写真により、独自のトークンを獲得できるゲーム。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに拠点を置くZEAL NOVA DMCCがパブリッシングを行う。ギグワークスは11日、子会社である日本直販の総合プロデューサーに秋元氏が就任すると発表していた。秋元氏ならではの企画とプロモーションを進行させることで、Web3の普及を図るとしている。
■光・彩 <7878> 6,860円 (+1,000円、+17.1%) ストップ高
光・彩 <7878> [東証S]がストップ高。26日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げるとともに、流通株数の増加により株式の流動性を高めて投資家により投資しやすい環境を整え、投資家層の更なる拡大と株主数の増加を図ることが目的としている。
■日本オラクル <4716> 11,220円 (+1,150円、+11.4%)
日本オラクル <4716> [東証S]が急反騰。26日の取引終了後に6-8月期(第1四半期)決算を発表。売上高が前年同期比12.5%増の573億7200万円、営業利益が同14.4%増の184億6800万円と2ケタ増収増益で着地しており、これを好感した買いが入った。企業の底堅いIT投資を背景にクラウドサービスが大きく伸びたほか、ライセンスサポートも堅調に推移。売上高と各利益は第1四半期として過去最高を達成した。なお、通期見通し(2~6%増収)に変更はない。
■ブシロード <7803> 563円 (+53円、+10.4%)
ブシロード <7803> [東証G]が急反騰。26日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を180万株(発行済み株数の2.53%)、または10億円としており、取得期間は10月2日から来年2月29日まで。株価水準や手元資金、経営環境などを総合的に勘案し、積極的な自社株の取得が株主価値の向上に寄与すると判断したという。
■西華産 <8061> 2,298円 (+166円、+7.8%)
東証プライムの上昇率トップ。西華産業 <8061> [東証P]が急反発。26日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績予想を修正したと発表した。営業利益は14億円から19億円(前年同期比31.6%増)に見通しを引き上げた。減益予想から一転、営業増益で着地する見込みとなり、好感されたようだ。9月中間期の最終利益予想は10億円から14億円(同65.9%増)に増額修正した。半面、売上高については425億円から390億円(同3.6%減)に予想を引き下げた。大口案件の受け渡しが第3四半期(10-12月)以降に繰り延べされたことが売上高の見通しを押し下げるものの、販売価格の改善が進み、利益は上振れる見込みとなった。通期の業績予想は精査中として、開示すべき事項が発生した場合は速やかに開示するとしている。
■サイボウズ <4776> 2,055円 (+121円、+6.3%)
東証プライムの上昇率2位。サイボウズ <4776> [東証P]が急反発。業務効率化に向けた クラウドサービスを展開する同社は26日の取引終了後に8月の月次業績を発表した。売上高は前年同月比14.2%増の21億3500万円と増収基調を維持。営業利益は同52.4%増の5億6000万円と大幅な増益となった。直近では米長期金利の上昇警戒が高PER(株価収益率)のグロース株には重荷となっており、同社株も寄り付き直後は安く始まった。ただ業績そのものは拡大基調にあるとの見方は多く、9月22日に年初来安値を更新したことにより、押し目を待つ投資家の資金が流入したようだ。8月のクラウド関連事業は売上高が同18.7%増の18億9400万円と、増収を続けた。
■FLネット <9241> 1,501円 (+85円、+6.0%)
フューチャーリンクネットワーク <9241> [東証G]が急反発。26日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書(変更報告書)で、宮脇邦人氏の保有割合が5.01%から7.05%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資としている。
■トルク <8077> 318円 (+18円、+6.0%)
東証プライムの上昇率3位。トルク <8077> [東証P]が4日続急伸。ネジの専門商社で建設用ボルト及びナットでは取り扱い首位。都市再開発プロジェクトや公共投資需要を追い風にトップラインが伸びているほか、新受注システム導入に伴う効率化で利益拡大が目覚ましい。23年10月期は営業利益が前期比84%増の7億7000万円を見込むなど絶好調。株価が300円近辺で値ごろ感があるほか、PBR0.6倍台で水準訂正期待の買いを引き寄せた。
■monoAI <5240> 723円 (+39円、+5.7%)
monoAI technology <5240> [東証G]が急反発。同社は26日取引終了後、人工知能(AI)及びロボティクス関連アプリケーション開発を中心に各種サービスを展開しているロボアプリケーションズ(東京都台東区)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表。買収実行日は今月29日を予定。同社はこの買収により、自社のXR(現実世界と仮想世界を融合する技術の総称)事業とロボアプリケーションズのドローン、AIロボット事業を統合することで、新たなビジネス機会を開拓し、顧客に対する価値を向上させることが期待できるとしている。
■HOUSEI <5035> 522円 (+28円、+5.7%)
HOUSEI <5035> [東証G]が急反発。同社は新聞社などを主要顧客に紙媒体の編集システム開発・運用を手掛けるほか、越境EC事業なども展開している。26日取引終了後、世界33ヵ国で利用実績を持つマレーシアTimeTec社の勤怠管理システム「TimeTec」の日本販売権を獲得したことを発表、これを手掛かり材料に買いを呼び込む形となった。株価は今月6日を境に急速に水準を切り下げる展開で、前日26日は一時491円まで売り込まれ年初来安値を更新していただけに、目先値ごろ感からの買いも誘導したようだ。
■VIX短先物 <1552> 718円 (+37円、+5.4%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が5日続急伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。26日の米VIX指数は前日25日に比べ2.04(12.07%)ポイント高の18.94に上昇した。一時19.50と警戒ラインとされる20に迫った。同日の米株式市場で、NYダウは388ドル安と反落。米長期金利上昇が嫌気されたほか、米議会の協議が難航し10月からの新年度の予算が成立せず一部政府機関が閉鎖される可能性があることが警戒された。こうしたなか、VIX短先物は上昇した。
■セグエG <3968> 1,001円 (+46円、+4.8%)
東証プライムの上昇率8位。セグエグループ <3968> [東証P]が大幅反発。26日の取引終了後、スタンダード市場への選択を行わず、プライム市場の上場維持基準の適合に向けた取り組みを継続すると発表した。企業価値の向上に向けた活動が更に活発化すると見込んだ投資家の買いが入ったようだ。同社は25日終値基準で流通株式時価総額の上場維持基準に適合していないものの、足もとの事業環境や現中期目標期間で進める先行投資を踏まえると、業績の拡大と株価評価の向上によって流通株式時価総額の基準を満たせると判断した。基準適合に向けて「強い意志」をもって計画に基づく取り組みを進め、企業価値の向上を図る。IR(投資家向け広報)やコーポレートガバナンスの一層の充実も目指すとしている。
■ハウスコム <3275> 950円 (+40円、+4.4%)
ハウスコム <3275> [東証P]が3日ぶり大幅反発。26日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、光通信 <9435> [東証P]グループの光通信によるハウスコム株式保有割合が5.04%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資としている。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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