朝日ラバー、上期経常を2.1倍上方修正

　朝日ラバー <5162> [東証Ｓ] が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.4％減の8000万円となった。
　しかしながら、併せて4-9月期(上期)の同利益を従来予想の5700万円→1億2100万円(前年同期は1億7800万円)に2.1倍上方修正し、減益率が68.0％減→32.0％減に縮小する見通しとなった。
　なお、通期の同利益を従来予想の2億5100万円(前期は3億1300万円)を据え置いた。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の4.3％→4.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第２四半期の連結及び個別の業績予測について、売上につきましては、医療・衛生用ゴム事業の販売は当初予測を上回る見込みですが、工業用ゴム事業における車載用ゴム製品のASA COLOR LEDの受注が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う中国のロックダウンの影響、世界的な半導体等の需給影響を受け受注が減少し、当初予想を下回る見込みであります。　一方、利益指標については、医療用ゴム製品の販売増加、生産性改善施策及びコスト削減策を実施したこと等により、利益指標は前回予想を上回る見込みであります。　なお、通期の連結及び個別の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の動向、半導体需給の影響、原材料高騰及び調達逼迫リスク等、先行き不透明な状況であることから現時点での修正はいたしません。　今後の業績動向を踏まえ、修正の必要が生じた場合には速やかに開示いたします。（注）上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。