同社グループはクラウドサービスである人材マッチングサービス「PORTERS」を主力事業として展開している。1ID から利用可能なサブスクリプションモデルで提供しており、利用 ID 数を柔軟に設定できることから、人材サービスを新たに開始する企業はもちろんのこと、事業拡大を目指す中小規模の企業、さらには業務効率化を推進する大規模な企業まで、各事業ステージにフィットするシステムとなっている。2024年3月時点の有料稼働ID 数は13,071ID(24年12月期計画数は14,787ID)。日本のほか、シンガポール、香港などのアジア圏もサービスエリアとしている。
24年12月期第1四半期の売上高は457百万円(前年同期非連結比26.2%増)、営業利益は95百万円(同3.2%増)で着地した。ID数の増加や導入時のスポット売上の増加に加え、オフショア開発の売上が業績押し上げに寄与した。既存ID数減少率は低位安定するなか、ARPUは10,343円と順調に推移している。通期の売上高は1,849百万円(前期比16.5%増)、営業利益は382百万円(同1.3%増)を見込んでいる。
HR業界に特化したバーティカルSaaSで市場は大きく、日本国内においてもシェア拡大の余地は大きいが、今後は海外展開を本格化させ、サービス拠点の展開や現地企業等とのマーケティング施策を実施することにより顧客拡大を進める。また、同社は中小企業から大企業まで幅広く対応しており、月額料金で低価格での導入が可能、初期状態での品質が他社に比べて高い優位性を持つ。中長期的には東南アジア市場を狙いつつ、AIを用いたサービスで日本国内のBPO市場においてもシェア獲得を狙っており、トップラインの2桁成長が続くなか、HR業界に特化したバーティカルSaaS企業としてユニークなポジションを持つ同社は中長期的に拡大余地がありそうだ。
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