洋ゴムが大幅反発、第３四半期大幅増益で過去最高益更新

　東洋ゴム工業<5105.T>が大幅反発し年初来高値更新。１２日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１～９月）連結決算が、売上高２８７２億７４００万円（前年同期比７．１％増）、営業利益３４０億１０００万円（同３７．８％増）、純利益２３５億１０００万円（同３．８倍）と大幅増益となり、営業利益、純利益とも第３四半期として過去最高益となったことを好感している。北米市場で、高付加価値品のＳＵＶ用タイヤの販売が好調だったことに加えて、欧州市場でも冬タイヤの受注が好調に推移したことなどが牽引。また、前年同期に米国での独占禁止法違反の対応で計上した独禁法関連引当金繰入額１１７億円がなくなったことも寄与した。
　なお、１４年１２月期通期業績予想は売上高４０００億円（前期比８．０％増）、営業利益４５５億円（同２２．２％増）、純利益２８０億円（同２．４倍）の従来予想を据え置いている。

洋ゴムの株価は１０時２７分現在１９７０円（△１１９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）