2021年3月期から予想となる2025年3月期までの営業利益CAGRは+36%。2021年から2024年の新規IPO企業全385社のうち、クライアント数は94社と約25%が顧客であり、成長過程にある企業とオフィスデザインで伴走することで成長を遂げてきた。株価も上下動はありつつも、右肩上がりで上昇、2021年の安値から2.5倍近くの上昇率を達成している。配当も連続増配中であり、2025年3月期の予想配当額で試算した足もとの配当利回りは4%に迫る。
同社では中期経営計画も開示しており、2030年度に売上高25,000百万円、営業利益2,500百万円を掲げている。コロナ禍を経て、社員が気持ちよく働く環境としてオフィスデザインを重視する企業が増加しており、ワークプレイス構築の需要は2024年以降も続く。特に同社では、高成長企業を中心に高いリピート率を維持するとともに、大手企業にも顧客基盤を拡大しており、プロジェクト単価が今後も向上する可能性がある。従前の成長と比較して保守的とも想定される数値であり、前倒し達成の可能性はあろうが、当該数値が達成された場合、PER15倍だと株価は約3倍の3,000円程度まで上昇、配当額も60円近くまで増加し、配当利回りで5%を超えるイメージを持っておいて良い。
なお、大規模案件の増加で受注単価が大きく向上し、足もとでは売上高・営業利益ともに第3四半期として過去最高を更新、今期2025年3月通期予想は大幅に上方修正された(売上高は前期比12.5%増の16,203百万円、営業利益は同18.5%増の1,806百万円)。一方で、受注残高が減少したからか、株価は調整している。受注残高の減少は大型案件の引き渡しによるものであり、環境に大きな変化がないという前提に立てば、株価の調整は行き過ぎともいえる。
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