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2024/12/25 - サークレイス(5029) の関連ニュース。*14:04JST サークレイス Research Memo(4):コンサルサービスとSaaSサービスの両立で成長をけん引■サークレイス<5029>の業績動向1. 2025年3月期中間期の業績概要2025年3月期中間期の連結業績は、売上高1,697百万円(前年同期比25.5%増)、営業損失28百万円(前年同期は28百万円の損失)、経常損失23百万円(同28百万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益10百万円(同60百万円の損失)となった。同社の連結業績は、前年同期比でコンサルティングサービスとSaaSサービスの両事業が増収を達成している。ア

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サークレイス Research Memo(4):コンサルサービスとSaaSサービスの両立で成長をけん引

配信元:フィスコ
投稿:2024/12/25 14:04
*14:04JST サークレイス Research Memo(4):コンサルサービスとSaaSサービスの両立で成長をけん引 ■サークレイス<5029>の業績動向

1. 2025年3月期中間期の業績概要
2025年3月期中間期の連結業績は、売上高1,697百万円(前年同期比25.5%増)、営業損失28百万円(前年同期は28百万円の損失)、経常損失23百万円(同28百万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益10百万円(同60百万円の損失)となった。同社の連結業績は、前年同期比でコンサルティングサービスとSaaSサービスの両事業が増収を達成している。アオラナウ事業は2024年3月期第4四半期より連結対象となり、営業利益はアオラナウの成長投資により計画どおりのマイナス着地だが、純利益はプラスを維持している。単体では同社が増収・増益を達成し、継続的にプラスを維持している。2025年3月期売上高計画(3,650百万円)に対する進捗率は46.5%と順調であり、安定した成長基調にある。


営業利益過去最高、営業利益率は上場以来2ケタ台を達成

2025年3月期第2四半会計期において、サークレイス単体の営業利益は97百万円と四半期ベースで過去最高を記録した。これは前年同期比で66百万円の増加にあたり、稼働率の改善や経費見直しが寄与している。同四半期の営業利益率は12.2%となり、2022年4月の上場以来初の2ケタ台を達成した。これらの成果は、効率的な運営と収益性向上を反映しており、安定した成長基調を示している。

2. サービス別の業績
(1) コンサルティングサービス
2025年3月期中間期のコンサルティングサービスの売上高は、前年同期比11.9%増の1,453百万円であった。同社のコンサルティングサービスは、コンサルタントの稼働状況を週次で定量的にモニタリングする体制を構築したことにより、稼働率が改善し、利益率が向上している。2024年8月には大阪に新オフィスを開設し、関西圏で複数の新規案件を受注するなど、新たなターゲット市場での営業活動が成果を上げている。また、2025年3月期の通期売上高計画達成に向けたコンサルタント職(エンジニア)の人材採用も順調に進捗しており、安定した業績拡大が見込まれる。

(2) SaaSサービス
2025年3月期中間期のSaaSサービスの売上高は、前年同期比27.4%増の68百万円であった。AGAVEは海外人事労務に特化した高い専門性を持つクラウドサービスとして顧客企業からの信頼を獲得しており、解約率の低さが特徴である。この強みを背景に、同社は引き続き積極的な拡販を進めており、契約数の増加と収益基盤の拡大が期待される。安定した顧客基盤に支えられたストック型収益の拡大が、同社のSaaS事業の成長をけん引している。

(3) アオラナウ
2025年3月期中間期のアオラナウ事業の売上高は、175百万円であった。アオラナウは2023年8月に設立され、10月よりサービスデリバリーを開始した。2024年3月期第4四半期から連結対象となり、売上高は通期で計上されている。2025年3月期通期計画に対しては、売上高及び人材採用が順調に推移しており、パソナグループ<2168>やNIPPON EXPRESSホールディングス<9147>との事例公開も行われている。一方、積極的な成長投資が続いており、2025年3月期第2四半期も第1四半期に引き続き営業利益はマイナス着地となった。しかし、この投資フェーズは将来的な収益拡大の基盤構築を目的とした戦略的なものである。

3. 財務状況
同社の2025年3月期中間期末時点では、流動資産が前期末比150百万円減少し、特に現金及び預金が382百万円減少し、売掛金が63百万円増加した。固定資産はほぼ横ばいであり、資産合計は157百万円減少した。負債合計は107百万円減少しており、特に流動負債が142百万円減少した。一方で固定負債は35百万円増加している。有利子負債は32百万円減少し、財務の健全性が改善している。純資産は49百万円減少したものの、負債の圧縮が進んでおり、総じて財務基盤の安定性を維持している状況と見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

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配信元: フィスコ

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