ユシロ、非開示だった今期経常は82％減益、未定だった配当は10円減配

　ユシロ化学工業 <5013> が9月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比81.6％減の5億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を15円(前年同期は20円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も23円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の38円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループの業績への影響を合理的に算定することが困難であったため未定としておりましたが、このたび、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき連結業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。　　　　今回公表した連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響は2021年３月期の一定期間にわたり影響が継続することを前提とし、当社グループの主要顧客である自動車関連業界の生産減少を受け、売上高及び各段階の利益において前期実績を下回る見通しとなりました。　なお、連結業績予想数値は、新型コロナウイルス感染症の状況や国内外の経済動向等により、今後変動する可能性があります。

　　当社は、グローバルな事業展開及び連結業績を勘案した利益還元を当社の利益配分に関する基本方針としており、株主の皆様に対しても企業価値向上の為の設備投資を考慮した上で利益還元することとしております。　2021年３月期の配当予想につきましては、上記の基本方針に基づき業績予想を踏まえ、１株当たり年間38円と予定しております。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。