寺岡製、前期経常を23％下方修正

　寺岡製作所 <4987> [東証Ｓ] が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の4.8億円→3.7億円(前の期は2.4億円)に22.9％下方修正し、増益率が95.9％増→51.0％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.7億円→1.6億円(前年同期は6.9億円)に39.9％減額し、減益率が60.2％減→76.0％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年3月期の業績につきましては、売上高は計画を若干下回ったものの、ほぼ当初計画通りに推移しましたが、営業利益が計画を大幅に下回りましたので、上記の通り業績予想を修正致します。主に、国産ナフサや原油等の資源相場が、期初想定していた2倍程度まで高騰したことにより、原材料や燃料価格を中心に原価が上昇したこと、加えて、中国での販売不振等の継続により長期在庫に対する評価損が解消できなかったことによるものです。なお、上記の修正予想数値には、本日（2022年4月28日）公表の「営業外費用および営業外収益の計上に関するお知らせ」の内容が含まれております。（注）上記の予想数値は、当社が現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。