<動意株・21日>(大引け)=シスメックス、パル、ハイパーなど
パル<2726.T>=急伸。ドイツ証券は20日、同社株の目標株価は3600円から3900円に引き上げた。レーティングの「ホールド」は継続した。同証券では16年2月期の連結営業利益は前期比8%増の87億円と最高益を予想。中期的には18年2月期には同103億円に拡大すると試算している。基幹ブランドを中心に電子商取引(Eコマース)の拡大余地は大きいともみている。
ハイパー<3054.T>=一時、ストップ高。1月13日につけた年初来高値1020円を上回っている。同社はきょう午後2時30分に、15年12月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益は従来の2億5000万円から4億円(前期比33.7%減)に増額修正し、これが好感されているようだ。売上高予想は200億円から205億円(同4.7%減)に引き上げた。昨年のウィンドウズXPの切り替え需要の反動によるパソコン販売の減少が見込まれるなか、独自の在庫販売戦略に注力するなど利益確保に努めている効果を見込んでいる。
ライフネット生命保険<7157.T>=ストップ高。同社は20日の取引終了後、KDDI<9433.T>と資本業務提携すると発表したことが好感された。KDDIに対する第三者割当増資を実施し、KDDIはライフネットの15.95%の株式を保有する筆頭株主となる。 第三者割当増資は、KDDIを対象に800万株の新株を1株380円で発行する。調達金額は30億900万円。ライフネットとKDDIは両社の商品・サービスの融合により、新たなサービスを創造することを目指す。
コーセー<4922.T>=続急伸。20日の取引終了後、集計中の15年3月期連結業績について、売上高を従来予想の2010億円から2078億円(前の期比9.3%増)へ、営業利益を同197億円から226億円(同19.4%増)へ、純利益を同110億円から120億円(同7.8%増)へ上方修正したことが好感されている。国内で積極的な販売費の投資を行ったほか、インバウンド需要を取り込めたことで主要ブランドが順調に推移したほか、昨年4月に買収した米国タルト社も好調で、国内・海外ともに売り上げが拡大したことが要因。これにより売上高、利益ともに過去最高となる見込み。
テクノスジャパン<3666.T>=ストップ高。同社はきょう、関連会社のテクノスデータサイエンス・マーケティングと、自動運転技術やセンシングソリューション技術を持つZMP(東京都文京区)が資本提携を行い、両社でソリューション製品を開発していくと発表。これが材料視されているようだ。具体的には、自動車および部品メーカー向け先進運転支援システムや自動運転技術の開発用車両プラットフォーム、物流支援ロボット、24時間心臓見守りサービスなどのセンサデータをクラウドに収集し、ビッデータ解析まで一貫して行うソリューションなどを共同で行う。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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