<動意株・6日>(大引け)=ネットスタズ、ラウンドワン、ミライアルなど
ラウンドワン<4680.T>=後場一段高。6日午前11時半に8月の月次売上高速報を開示した。国内の既存店売上高は前年同月比8.6%増となり、3カ月連続で前年同月を上回った。堅調な業況を好感した買いが入ったようだ。土日祝日数は前年同月と比較して1日多く、国内の既存店売上高は実質的に約6%増となったとしている。分野別ではボウリングやスポッチャ、カラオケなどの既存店売上高が伸びた。米国の既存店売上高は同9.6%増となり、2カ月ぶりに増収となった。
ミライアル<4238.T>=大幅高で3日ぶり反発。5日取引終了後、2~7月期連結業績予想について売上高を68億5000万円から70億6500万円(前年同期比7.2%減)へ、純利益を4億5000万円から6億円(同27.4%減)へ上方修正すると発表。これを好感した買いが集まっている。半導体市場が緩やかに回復していくなかで、プラスチック成形事業の製品出荷が増加したことが寄与。関係会社の清算に伴う特別利益の計上も利益面で貢献した。
MRT<6034.T>=連日のストップ高。前日はドクイティ社(シンガポール)との資本・業務提携が評価されたのに続き、この日は5日取引終了後にグループ会社で医療スタートアップのメドリングが医療MaaSを活用したスマート在宅医療の実証実験をインドネシアで開始すると発表したことが好感されているようだ。MRT及びわかさクリニックグループなどの日系医療機関と連携し、トヨタ車体の海外関連会社PT.Sugity Creativesからインターネット通信を繋いで診療を行う移動診療車である医療MaaS車両の提供を受け、現地高齢者などをターゲットとした実証実験を実施する。なお、同事業は経済産業省「令和6年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択されているという。
坪田ラボ<4890.T>=物色人気にストップ高。同社は慶応大学発のバイオベンチャーで主に近視領域の医薬品や医療機器を研究開発している。5日取引終了後、中国眼科用医薬品メーカー大手のShenyang Xingqi Pharmaceuticalと特定地域における特定の特許の独占実施権を付与する特許ライセンス契約を締結することを決議したと発表、これを材料視する形で投資資金が集中している。契約金総額は26億800万円(8月30日時点の1ドル=144円89銭で換算)で、これは期初計画に織り込んでおり25年3月期の業績予想に与える影響については軽微としているが、今後の展開力も考慮した業容拡大効果に期待する買いを呼びこんでいる。
カラダノート<4014.T>=一時ストップ高で年初来高値更新。同社はきょう午前9時ごろ、メドレー<4480.T>と潜在看護師・介護士の活躍促進に向けた協業を開始したと発表。この協業により、同社は自社のライフイベントデータの潜在有資格者に対し、就業機会を提案し再就職の働きかけといったマッチング支援を行うとしており、これが買い手掛かりとなっているようだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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