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2024/09/24 - メディアS(4824) の関連ニュース。*16:36JST メディアS Research Memo(6):2024年6月期は利益面で大幅な増益。「マイクラス」が安定して成長(1)■メディアシーク<4824>の業績動向1. 2024年6月期の連結業績概要2024年6月期の連結業績は、売上高で864百万円(前期比0.6%減)、営業利益で61百万円(同48.7%増)、経常利益で202百万円(同158.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で119百万円(同98.5%増)と、利益面では大幅な増益となった。2024年6月期の期初予想では、売上高が855百万円(前期比1.7%減)、営業利益が34

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メディアS Research Memo(6):2024年6月期は利益面で大幅な増益。「マイクラス」が安定して成長(1)

配信元:フィスコ
投稿:2024/09/24 16:36
*16:36JST メディアS Research Memo(6):2024年6月期は利益面で大幅な増益。「マイクラス」が安定して成長(1) ■メディアシーク<4824>の業績動向

1. 2024年6月期の連結業績概要
2024年6月期の連結業績は、売上高で864百万円(前期比0.6%減)、営業利益で61百万円(同48.7%増)、経常利益で202百万円(同158.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で119百万円(同98.5%増)と、利益面では大幅な増益となった。2024年6月期の期初予想では、売上高が855百万円(前期比1.7%減)、営業利益が34百万円(同17.1%減)、経常利益が182百万円(同133.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が114百万円(同90.0%増)であったものの、これを上回る結果となった。営業利益は予想を大きく上回った。これは、外注費や諸経費の削減及び資本金の減少による外形標準課税の適用除外が主な要因である。なお、2024年6月期は、決算期の変更により、2023年8月1日から2024年6月30日までの11ヶ月である。

売上高は前期比で微減したものの、利益面は大幅増を達成した。また、親会社株主に帰属する当期純利益も大幅な増加になり、全体として収益性の向上が顕著である。これは「コーポレートDX」におけるシステムコンサルティング業務の売上や、「画像解析・AI」のスマートフォン向け広告収入が寄与した結果である。加えて、「ライフスタイルDX」のオンラインプラットフォーム「マイクラス」関連の売上が安定した成長を見せたことも要因である。一方、「ブレインテック・DTx」では、研究開発や新規事業構築が進行中であるが、これが今後の成長の原動力となる可能性がある。「ベンチャーインキュベーション」によるインキュベーション活動も、長期的には企業成長に寄与することが期待されている。なお、2024年6月期は、決算期の変更により、2023年8月1日から2024年6月30日までの11か月間となっている。2023年7月期は12か月間であったため、比較期間が異なるが、参考として増減額及び増減率を記載している。

(1) セグメント別売上高
2024年6月期のセグメント別売上高は、「コーポレートDX」が前期比13.6%増の328百万円、「画像解析・AI」が同27.3%減の206百万円、「ライフスタイルDX」が同10.0%増の325百万円、「ブレインテック・DTx」が同229.1%増の3百万円となった。

2024年6月期は決算期変更に伴い11か月間での集計となったものの、全体として前期比で堅調に推移した。まず、「コーポレートDX」も堅調な売上を維持し、前年同期比で13.6%の増加を記録した。また、「ライフスタイルDX」では「マイクラス」の新規受注が引き続き好調であり、2期連続の増収を達成している。特に、このセグメントは前期比で10.0%の増加を見せたことが注目される。一方、「画像解析・AI」に関しては、広告単価の下落が影響したため、広告売上が減少し前年同期比で27.3%の減少となった。「ブレインテック・DTx」はまだ事業立ち上げ段階にあり、売上は限定的であるが、今後の売上拡大に期待がかかる。全体として、主力セグメントは堅調な成長を続けており、今後の更なる事業展開に期待が持てる状況である。

(2) セグメント利益
セグメント別の利益は、「コーポレートDX」が前期比52.4%増の151百万円、「画像解析・AI」が同62.5%減の38百万円、「ライフスタイルDX」が同23.1%増の111百万円、「ブレインテック・DTx」が46百万円の損失(前期は41百万円の損失)となった。

全体では、前期比で大幅な増益を達成した。特に、利益率の高い「マイクラス」が好調に推移したことで、「ライフスタイルDX」の利益増加に大きく貢献している。また、「コーポレートDX」も大幅な利益増加を見せており、このセグメントの成長が全体の利益拡大を支えている。一方、「画像解析・AI」及び「ブレインテック・DTx」においては、新規事業への積極的な投資が続いているため、利益貢献は限定的であるが、これらの分野は将来的な成長エンジンとして期待されている。全体として、主要セグメントの堅調な利益成長が、今期の大幅な増益に寄与したと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

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配信元: フィスコ

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