調剤システム事業の売上高は前年同期比27.4%増の65.00億円、営業利益は同153.2%増の14.96億円となった。オンライン資格確認システムの導入設置拡大及び「MAPs for PHARMACY」、既存システム販売件数の増加により、初期売上高及び顧客数の増加に伴う課金売上高も増加している。また、同社グループは薬局・薬剤師の「対人中心への転換」をサポートするシステムとして、「(仮称)MAPs for PHARMACY DX」をグループ会社のグッドサイクルシステムとの協同開発を開始した。
医科システム事業の売上高は前年同期比16.5%増の10.72億円、営業損失は1.84億円(前年同期は0.16億円の損失)となった。全国的な販売チャネルの拡充を図るべく、クリニックの市場開拓を従来の手法に加え、Webマーケティングを活用し幅広いアプローチを行っている。オンライン資格確認システムの導入設置拡大により初期売上の増加に加え、既存システムの販売増加及び、「MAPs for CLINIC」などの導入による課金顧客数の着実な増加により、課金売上高も順調に伸びている。一方、医科システム市場におけるシェア拡大に向けた取り組みにより、販管費も増加している。
介護/福祉システム事業の売上高は前年同期比11.4%減の2.68億円、営業利益は0.55億円(前年同期は0.04億円の利益)となった。ライセンス数の増加による課金売上は堅調に推移しているが、前年同期に大型案件の導入があったため、初期売上高は減少した。また前年同期において想定を上回る介護法改正により、新システム開発要員を改正対応に投入したため、製造原価が増加していた。
その他の事業の売上高は前年同期比2.3%減の3.47億円、営業損失は0.22億円(前年同期は0.11億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、薬局事業の売上高及び営業利益は共に減少している。
2022年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比13.9%増(前回予想比4.8%増)の164.36億円、営業利益が同30.0%増(同21.4%増)の24.31億円、経常利益が同14.2%増(同13.0%増)の29.77億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.8%増(同13.5%増)の20.63億円としている。
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