■ネクスウェア <4814> 203円 (+50円、+32.7%) ストップ高
ネクストウェア <4814> [東証S]がストップ高。13日の取引終了後、セキュリティーベンチャーのZenmuTech(ゼンムテック、東京都中央区)、ロボット開発のアイ・ロボティクス(東京都渋谷区)の2社と連携し、秘密分散技術を無人航空機(ドローン)や移動型ロボットに搭載する技術「インテグリティ・ドローン」を展開すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ゼンムテックが持つ秘密分散技術「ZENMU-AONT」を活用することで、 ドローンが通信途絶や落下した場合であっても機体内のデータを無意味化することができるという。既に3社共同での技術検証を完了しており、今年中に国内外の航空機メーカーやドローン運用事業者、自動運転車業界、防衛装備業界などへの提案を開始するとしている。
■VNX <4422> 1,022円 (+150円、+17.2%) ストップ高
VALUENEX <4422> [東証G]がストップ高、全体波乱相場のなかで異彩人気。前日13日の大幅高に続き物色人気を集めた。同社はビッグデータ解析事業及びコンサルティングを手掛けるが、企業の活発な デジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を背景に業績は好調に推移している。13日取引終了後に発表した22年7月期第3四半期(21年8月~22年4月)決算は営業利益が7600万円の黒字と前年同期の1億2300万円の赤字から脱却しただけでなく、今期計画である1600万円の黒字を超過した。また、売上高は前年同期比35%増の5億2200万円と大幅な伸びを確保しており、これを好感する買いを呼び込んだ。
■スマレジ <4431> 1,066円 (+150円、+16.4%) ストップ高
スマレジ <4431> [東証G]がストップ高。13日の取引終了後、上限を39万株(発行済み株数の2.00%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は6月14日から8月31日までで、資本効率の機動化及び役職員向けのインセンティブプランとしての活用が目的としている。同時に22年4月期連結決算を発表しており、売上高42億9600万円、営業利益6億3600万円だった。22年4月期から連結決算に移行したため、前の期との比較はない。23年4月期連結業績予想は、連結子会社であるロイヤルゲートを7月1日に吸収合併し単独決算へ移行することを予定していることから非開示としている。なお、単独業績予想は売上高55億9300万円、営業利益6億5100万円を見込んでいる。
■サーキュ <7379> 2,259円 (+254円、+12.7%)
サーキュレーション <7379> [東証G]が4日ぶりに急反騰。13日の取引終了後、第3四半期累計(21年8月-22年4月)の単独決算を発表しており、売上高52億1400万円(前年同期比32.0%増)、営業利益5億800万円(同36.5%増)、純利益3億3000万円(同28.9%増)と大幅営業増益となったことが好感された。労働人口減少による人手不足や働き方改革などを背景に、経営改革や業務効率化を推進する企業が増加しており、外部プロ人材活用の需要が堅調に推移したことが寄与した。なお、22年7月期通期業績予想は、売上高73億円(前期比32.6%増)、営業利益5億1200万円(同5.7%増)、純利益3億2800万円(同11.3%増)の従来見通しを据え置いた。同時に、上限を8万2600株(発行済み株数の1.0%)、または1億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は6月16日から7月29日までで、株主還元の拡充及び資本効率の向上を図り、今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実行するためという。
■ストリームM <4772> 165円 (+18円、+12.2%)
ストリームメディアコーポレーション <4772> [東証G]が3日ぶりに急反騰。同社は13日、韓国エスエムエンターテインメントのスーマン・リー総括プロデューサーが、サウジアラビアのバドル・ビン・アブドラ・ビン・ファルハン・アルサウド文化部長官と8日に歓談を行ったと発表しており、思惑的な買いが入ったようだ。なお、ストリームMはエスエム・エンターテインメントグループの傘下。
■ジェネパ <3195> 424円 (+46円、+12.2%)
ジェネレーションパス <3195> [東証G]が急反騰。14日午後1時ごろに発表した第2四半期累計(21年11月-22年4月)連結決算で、営業利益が8200万円(前年同期400万円の赤字)と黒字転換したことが好感された。主力のECマーケティング事業が伸長したほか、PB商品の開発や物流施策などの取り組みを継続していることが寄与した。売上高は76億9600万円だった。会計基準の変更に伴い前年同期との比較はないものの、ECマーケティング事業で家具・家電・生活雑貨などの売り上げが好調に推移した。なお、22年10月期通期業績予想は引き続き非開示としている。
■セルソース <4880> 3,805円 (+365円、+10.6%)
セルソース <4880> [東証G]が3日ぶりに急反騰。13日の取引終了後に発表した22年10月期上期(21年11月-22年4月)の決算が好調だったほか、あわせて明らかにしたペット保険最大手アニコム ホールディングス <8715> [東証P]との業務提携が好感されたようだ。上期決算は、売上高が前年同期比26.3%増の16億9700万円、営業利益が同16.2%増の4億9000万円で着地。提携医療機関数や加工受託件数に増加傾向がみられ、加工受託サービスを中心に売り上げが順調に拡大した。アニコムHDとの業務提携では、動物医療における 再生医療等関連事業の拡大を目指す。血液加工技術などを利用した動物向け治療法の開発や動物向け次世代再生医療の検討・開発などを行っていく。
■ビジョナル <4194> 5,900円 (+540円、+10.1%)
ビジョナル <4194> [東証G]が3日ぶりに急反騰。13日の取引終了後、22年7月期の連結業績予想について、売上高を410億円から436億円(前期比51.9%増)へ、営業利益を60億円から80億円(同3.4倍)へ、純利益を41億円から54億円(同3.8倍)へ上方修正したことが好感された。不透明な国際情勢や資源価格の高騰や金融資本市場の変動などによる企業の採用活動への影響は現時点では見られないことや、 人材採用支援市場が引き続き活況で、主力のビズリーチ事業の売上高予想を引き上げたことが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(21年8月~22年4月)決算は、売上高318億8400万円(前年同期比54.8%増)、営業利益72億1800万円(同2.3倍)、純利益48億8000万円(同2.6倍)だった。
■グッドコムA <3475> 1,262円 (+89円、+7.6%)
東証プライムの上昇率トップ。グッドコムアセット <3475> [東証P]が3日ぶりに急反発。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(21年11月-22年4月)連結決算で、営業利益が従来予想の31億9600万円を上回る33億1900万円(前年同期比53.2%増)で着地したことが好感された。上期は27棟全843戸を販売したものの、新型コロナウイルス感染症などの要因により、リテールセールスにおける商談件数の減少が販売戸数に影響し、売上高は250億8300万円と従来予想を下回った。ただ、ホールセールにおける1棟販売での利益率が向上したことで利益は上振れた。22年10月期通期業績予想は、売上高421億8600万円、営業利益38億100万円(前期比10.6%増)の従来見通しを据え置いている。なお、会計基準の変更に伴い売上高の前年同期及び前期との比較はない。
■弁護士COM <6027> 3,895円 (+255円、+7.0%)
弁護士ドットコム <6027> [東証G]が3日ぶりに急反発。14日の午前中、リクルートホールディングス <6098> [東証P]傘下のリクルートと業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携により両社は、企業の利用規約やプライバシーポリシーの適切な管理支援を目的としたサービス「termhub(タームハブ)」の22年10月からの実証実験開始に向けて共同開発を開始する。「termhub」は利用規約の掲出・更新、ユーザーの同意状況を一元管理できるサービスで、弁護士COMが持つ「クラウドサイン」などの法務向けSaaSの運営知見やリーガル領域における専門性と、リクルートの新規事業開発室内のノウハウを組み合わせることで、法務部門の業務や課題に適したサービスの拡張や利便性向上を目指すとしている。
■ファストロジ <6037> 816円 (+53円、+7.0%)
ファーストロジック <6037> [東証S]が急反発。14日、運営する不動産投資サイト「楽待」で、不動産投資家向けの有料会員サービス「楽待プレミアム」を6月28日に提供を開始すると発表しており、これが好材料視された。楽待プレミアムは、不動産投資で失敗しないための「正しい知識」を届けるとともに、投資判断をサポートする便利機能を提供する「楽待」初の有料会員サービス。サービスの第1弾リリースとして、不動産投資を検討しはじめた初心者でもわかりやすいコンテンツを提供する「プレミアム会員限定動画」や、地図をタップするだけで路線価が表示できる「路線価MAP」機能などを提供する予定だ。
■かんなん丸 <7585> 428円 (+27円、+6.7%) 一時ストップ高
かんなん丸 <7585> [東証S]が3日ぶりに急反発、一時ストップ高。13日の取引終了後、未定としていた22年6月期の期末配当予想を6円(前期無配)にすると発表しており、これが好感された。なお、2期ぶりの復配となる。
■ロボペイ <4374> 1,630円 (+89円、+5.8%)
ROBOT PAYMENT <4374> [東証G]が3日ぶりに急反発。13日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高で、全社売上高は前年同月比22.4%増の1億4000万円となり、5ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。なお、月次売上高は22年1月分から開示を開始している。5月度の請求管理ロボの売上高は同37.6%増、サブスクペイの売上高も同15.2%増といずれも順調な伸びとなった。
■モルフォ <3653> 1,110円 (+48円、+4.5%)
モルフォ <3653> [東証G]が大幅反発。14日の午前中、人工知能(AI)の事業化を行う子会社モルフォAIソリューションズ(モルフォAIS)が、近代書籍対応の市販AI-OCRソフトウェア「FROG AI-OCR」を7月1日に発売すると発表しており、これが好材料視された。モルフォAISは、21年度から国立国会図書館の委託事業として図書館向けAI-OCRの開発に従事し、既存のOCRでは読み取りが不可だった近代書籍の旧字旧仮名や複雑なレイアウトへの対応、既存OCRの2倍以上の読み取り精度を達成した。「FROG AI-OCR」は、国会図書館向けAI-OCRプログラムを活用した市販ソフトで、地方図書館や自治体からのデジタル田園都市構想を背景としたデジタルアーカイブ事業や読書バリアフリー法対応のニーズを受けて開発。手軽にOCR適用業務が行えるようOCRの処理プログラムだけではなく、校正・テキスト出力機能なども1つのパッケージとして提供するとしている。
■VIX短先物 <1552> 2,663円 (+111円、+4.4%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が大幅高で4日続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。13日の米VIX指数は前週末に比べ6.27(22.59%)ポイント高の34.02に急上昇した。14~15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.5%の利上げが有力視されているが、市場の一部には0.75%利上げの観測が浮上。米10年債利回りは一時3.4%台と2011年以来の水準に上昇し、NYダウも876ドル安と大幅安となった。この米株安に逆行する格好で、14日の東京市場でVIX短先物は値を上げた。
■ベステラ <1433> 1,165円 (+35円、+3.1%)
ベステラ <1433> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。13日の取引終了後、株主優待制度を変更すると発表しており、これが好感された。現行制度では、保有株数100株以上300株未満でクオカード1000円分、300株以上でクオカード2000円分を贈呈するとしていたが、23年1月末時点の株主からは、特設サイトで食品、銘酒、電化製品などと交換できる優待ポイントを保有株数に応じて3000~4万ポイント贈呈する。
■学情 <2301> 972円 (+26円、+2.8%)
学情 <2301> [東証P]が3日ぶりに反発。13日の取引終了後に第2四半期累計(21年11月-22年4月)単独決算を発表しており、売上高21億6100万円、営業損益1億2800万円の赤字となった。会計基準の変更に伴い前年同期との比較の記載はないものの、従来基準による比較では売上高は14.8%増、営業利益51.3%増になるとしており、これを好材料視した買いが入った。新卒採用市場で大卒の求人倍率が1.58倍と4年ぶりに上昇に転じるなど、23年3月卒業予定学生に対する企業の採用意欲が高まっていることなどを背景に、新卒学生向け就職サイト「あさがくナビ」に対する引き合いが堅調に推移した。また、オンライン面談が一般化するなかでリアル面談の重要性が増していることを受けて「就職博」も伸長した。なお、22年10月期通期業績予想は、売上高64億円、営業利益15億9000万円の従来見通しを据え置いている。
■トクヤマ <4043> 1,802円 (+48円、+2.7%)
トクヤマ <4043> [東証P]が反発。14日付の化学工業日報で、「再生可能エネルギー由来のグリーン水素を供給する隔膜法アルカリ水電解装置(AWE)を、最短で2025年に事業化する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、年内に完成する実証設備で仕様を確立し、来年半ばをメドにサプライチェーンを整備して、同年度までに実機を納入できるように準備を急ピッチで進めているという。AWEはアルカリ溶液と電力で水素・酸素を製造する装置で、同社ではオリジナル技術により、世界最高レベルの低電力消費量を実現できるAWEを開発している。
■ロードスター <3482> 1,530円 (+36円、+2.4%)
ロードスターキャピタル <3482> [東証P]が反発。底堅さ発揮、前週に急動意でもみあいを上放れた後、全体相場急落局面でも1500円近辺で売り物を吸収し、連日で陽線をつける強さをみせた。都内の中規模ビルディングを主要対象に不動産流動化ビジネスを展開するほか、クラウドファンディングでも実績が高い。不動産投資分野における専門性とIT技術を併せ持っており、不動産分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)の担い手として存在感を高めている。PER5倍台で株価指標面でも水準訂正余地が大きい。また、22年12月期は年間配当40円50銭を計画、これは前期実績から8円50銭の大幅増配となる。
■国際紙パルプ <9274> 448円 (+8円、+1.8%)
国際紙パルプ商事 <9274> [東証P]が続伸。13日の取引終了後、25年3月期に売上高6500億円(22年3月期実績5634億1400万円)、営業利益145億円(同93億7900万円)を目指す中期経営計画を発表しており、これが評価された。10月にホールディングス体制への移行を予定する。各事業会社の利益最大化や戦略的アライアンスの推進、グローバルシナジーの追求などにより収益基盤を確立・深化させるとともにグローバルグループ経営の強化を図ることで、企業価値の向上を目指すとしている。
※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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