東京株式(前引け)=米株安受け反落も円安背景に下げ渋る
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが急反落したことや原油市況の下落などリスクオフの流れのなかで売り優勢で始まった。ただ、米早期利上げ思惑や日銀が今後のマイナス金利の深掘りに前向きな姿勢を示しているとの見方がドル買い・円売りの動きにつながり、外国為替市場で1ドル=103円台に入るなど円安が進んだことで、全体相場も下げ渋った。前場の売買代金は8000億円を下回るなど閑散症状が続いている。
個別では日本電産<6594.T>が軟調、リクルートホールディングス<6098.T>も売り優勢。マイナス金利深掘り懸念で三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など銀行株が売られる。ツルハホールディングス<3391.T>が急落、カシオ計算機<6952.T>も値を下げた。半面、売買代金断トツの任天堂<7974.T>が上昇、長期金利の上昇思惑から第一生命保険<8750.T>も物色資金を集めた。共栄タンカー<9130.T>、木村化工機<6378.T>が値を飛ばし、ソフトブレーン<4779.T>が急動意。村田製作所<6981.T>も押し目買いに上昇した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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