当年度の売上高は、海外事業の再構築に伴って前年度に売却した海外子会社2社の非連結化の影響をはじめとする海外IT事業の減収等により、全体でも減収となった。 利益面においては、CRO事業における収益力の改善やコスト削減等により、営業利益および経常利益は大幅な増益となった。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、国内IT事業でのソフトウエアの減損などによる特別損失があったものの、投資有価証券売却益により特別利益を計上し、増益となった。
国内ITの売上高は前年度並みに推移し、前期比2.3%減の296.23億円となった。セグメント利益も前年度並みの同1.9%増の10.41億円となった。
海外ITの売上高は、前年度に実施した事業再編の影響や、インド子会社、アメリカ子会社の減収の影響等により前期比21.0%減の92.80億円となった。セグメント損失は、事業再編の影響等により、3.08億円(前期は6.00億円の損失)となった。
CROの売上高は前年度並みに推移し、前期比1.8%減の110.02億円となった。セグメント利益は低採算案件の解消やコスト削減等により同150.3%増の6.93億円となった。
2019年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.2%増の520.00億円、営業利益が同40.2%増の20.00億円、経常利益が同38.9%増の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.3%増の13.50億円を見込んでいる。また同日、2019年12月期の配当予想について、第2四半期末配当および期末配当をそれぞれ1株当たり6.00円増配(年間12.00円増配)の年間50.00円とすることを発表した。
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