システム運用管理サービス伸張で従来予想超え
2月14日の決算、17年12月期の連結経常利益は前期比23.5%減の7.1億円になったが、従来予想の5.4億円を上回って着地した。18年12月期の同利益は前期比2.1倍の15億円に拡大する見通し。
利益面について、Sierra SolutionsおよびAFLでの営業損失発生や、国内IT分野での利益率低下等の影響はあるものの、システム運用管理サービスは売上高が国内外で伸張した。
国内IT分野ではデジタルビジネスへのシフトによる受注機会の増加、海外IT分野では不採算事業の切り離しや現地需要の獲得、医薬品開発支援サービスでは徹底的なコスト削減と低採算案件の解消などに取り組んでいく。また、システム構築の伸長やシンガポールの子会社売却で営業益上向く見込み。
チャート面では75日線を挟んでレンジで推移。昨今の株安の影響も限定的なようで、上記の決算により反発した。レンジの上限を上抜けし、上昇トレンド入りが望まれる。
業種:情報・通信
時価総額:233.5億円
PER:21.21倍
PBR:0.71倍
11:10追記 昨日に続き本日もギャップアップし、75日線も上抜けた。配当も17年の普通配当は増配、18年も増配の予定である。今後の更なる成長に期待する。