併せて、通期の同利益を従来予想の9億円→15.5億円(前期は9.4億円)に72.2%上方修正し、一転して64.7%増益見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の7.6億円に急拡大する計算になる。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の8.8億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.8%→8.0%に大幅改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
令和3年3月期通期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の長期化のなかで、当社グループにおける受託検体数および処方箋枚数が減少から緩やかに戻り基調にありますが、この傾向は今後も続くと想定し、また臨床検査事業・調剤薬局事業の全社的な固定費の削減の取り組みを引き続き進めること等により、令和2年8月6日に公表いたしました連結業績予想を上回る見込みとなりましたので上記のとおり修正いたします。 臨床検査事業売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響による受診患者数の減少を受けつつも6月以降は緩やかに戻りつつあり、7月以降の新型コロナウイルス感染症関連検査の受託等を踏まえ連結業績予想から約3%程度押し上げると見込んでおります。 調剤薬局事業売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響以降長期処方の傾向にあり、処方箋単価が上昇した一方で処方箋枚数が減少しておりましたが、その減少幅が鈍化し、戻りつつあります。 営業利益および経常利益につきましては、引き続き臨床検査事業における検査再構築後の固定費削減が通期にわたり寄与し、調剤薬局事業における調剤原価の削減等により連結業績予想の上限を4.5億円程度上回ると見込んでおります。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、新型コロナウイルス感染症による損失の追加計上等ありましたが、固定資産の売却益等を勘案し、連結業績予想の上限を3億円程度上回る見込みであります。(注) 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
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