ステムリム、今期経常を一転黒字に上方修正・4期ぶり最高益更新へ

　ステムリム <4599> [東証Ｍ] が6月30日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年7月期の経常損益(非連結)を従来予想の11.3億円の赤字→3.6億円の黒字(前期は7.2億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上を見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の経常損益も従来予想の6.1億円の赤字→8.8億円の黒字に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、本日開催の取締役会において、2014年11月14日付のライセンス契約で塩野義製薬株式会社（以下、「塩野義製薬」）へ導出済みのHMGB1ペプチド［開発コード：S-005151、一般名：レダセムチド］に関して、塩野義製薬との間で、今後、複数の疾患に対する臨床開発を加速度的に展開していくための新たな契約を締結することを決議致しました。本契約に伴う当期における事業収益計上の結果、当初想定した事業収益を上回る見込みであります。以上の状況を踏まえ、事業収益は2,100百万円（前回公表値より1,700百万円増）を見込んでおります。営業利益は、再生誘導医学協働研究所の開設に伴う工事費および、研究開発費を見直したことで409百万円（前回公表値より1,500百万円増）となり、黒字に転換する見込みです。また経常利益は364百万円（前回公表値より1,498百万円増）、当期純利益は360百万円（前回公表値より1,497百万円増）の見込みです。※上記の業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。