<動意株・5日>(大引け)=ETS・HD、インソース、住友鉱など
インソース<6200.T>=急反発。4日の取引終了後に12月度のKPI(業績指標)進捗状況を発表。講師派遣型研修実施回数が1211回(前年同月比8.7%増)、公開講座受講者数は7401人(同5.5%増)となり、これを好材料視する買いが入っている。このうち、オンライン研修は講師派遣実施回数が468回、公開講座受講者数が5143人だった。また、Leafの利用組織数は298組織(前月比19組織増)に増加し、STUDIO(eラーニング)は4万2488ID(同2411ID増)、レンタル受講者数は期初来累計で1000人を突破した。コロナ禍における第1波、第2波と異なり、現在は研修のオンライン化が進んでいるという。
住友金属鉱山<5713.T>=5日移動線を絡め上昇波動形成。ここにきて金市況の上昇が再び強まっている。前日のNY金先物価格は大幅に4日続伸となった。米株安でリスクオフの流れが強まるなか安全資産とされる金を買う動きに拍車をかけている。そのなか、菱刈鉱山を持つ同社は、金市況と株価連動性の高い銘柄として知られており、投資資金の流入を誘っている。
恵和<4251.T>=大幅反発。同社はきょう、トヨタ自動車<7203.T>が昨年12月9日に発売した燃料電池車(FCV)の新型「MIRAI」の燃料電池関連部材として、自社の高機能フィルムが採用されていることを明らかにしており、これが株価を刺激しているもよう。世界的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進むなか、クリーンエネルギーとされる水素への注目度は高く、同社株の物色人気につながっている。
ペプチドリーム<4587.T>=急伸。4日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を116億円(従来予想100億円以上)、営業利益を67億円(同53億円以上)に上方修正しており、これが好感されている。新型コロナウイルス感染症の拡大による影響があったものの、PDC(ペプチド薬物複合体)に関する新規ライセンスなど活発な事業開発活動に基づく業績の着実な積み上げのほか、売上構成の変化に伴う利益率の向上や各種コストの削減などが寄与した。なお、19年12月期に決算期変更を行っているため、前の期との比較はない。
第一稀元素化学工業<4082.T>=上げ足早める。同社は自動車排ガス触媒や電材向けジルコニウム化合剤の大手メーカーで、足もとの業績こそ低迷しているものの電気自動車(EV)向け2次電池材料などを展開していることで、関連有力株として頭角を現している。また、国内では燃料電池車普及に向け政策面からの後押しが利いているが、同社は燃料電池材料分野でも独自技術力に注目が集まっている。米国株市場ではEV大手のテスラが株価を一段と上昇させており、東京市場でもEV周辺銘柄に物色の矛先が向きやすくなっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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