mRNA医薬パイプラインについて、変形性膝関節症を対象としたRUNX1 mRNAの医師主導治験開始の準備を進めている。また、花王株式会社との共同研究開発プロジェクトが進んでおり、アレルギー疾患分野における免疫寛容ワクチンについて複数のプロジェクトが立ち上がっている。さらに、2024年10月に皮膚領域に関する新しい取り組みを開始することについて合意し、新規事業の可能性について検討を開始している。 組織再生領域では、2024年8月、千寿製薬株式会社と眼科領域でのmRNA医薬開発の治療標的分子および疾患の選定に至り、共同研究を開始した。また、自社研究から皮膚のアンチエイジングに関するmRNAの開発候補の同定に至り、候補品の最適化を開始した。
mRNA医薬以外のパイプラインについて、同社独自のオリゴ核酸DDS技術であるYBCポリマーを用いた抗がん剤パイプラインの開発を進めている。脳腫瘍の中でも悪性度の高い膠芽腫を対象としたTUG1 ASO(アンチセンスオリゴ核酸)は、医師主導治験が2024年2月から開始されており、予想以上に患者登録が進んでいることが発表されている。
一方で、事業推進の新たなエンジンとして、顧客からのニーズに応える形で、mRNA医薬品の創製に関する受託研究型ビジネスを立ち上げ、顧客が保有するmRNA医薬品候補の研究開発支援を開始し、既に1件の受注に成功している。また、感染症予防ワクチンについては国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)プロジェクトおよび受託試験で取り組む。
今後も、医師主導治験が進捗しているTUG1 ASO、治験開始準備が進んでいるRUNX1 mRNAを中心に導出活動を進めるとともに、mRNA創薬のパイプライン拡充を進めるとしている。
2025年3月期通期の連結業績予想について、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比19.9%減(前回予想比111.1%増)の1.08億円、営業損失が8.93億円(前回予想は12.42億円の損失)、経常損失が8.56億円(同11.92億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が9.94億円(同12.06億円の損失)としている。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
ナノMRNAのニュース一覧- 2025年3月期第2四半期(中間期)決算説明会資料 2024/11/15
- ナノMRNA、今期最終を赤字縮小に上方修正 2024/11/14
- 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) 2024/11/14
- 営業外費用及び特別損失の計上に関するお知らせ 2024/11/14
- 2025年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ 2024/11/14
マーケットニュース
- 13時の日経平均は274円高の3万8495円、アドテストが94.44円押し上げ (11/19)
- 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で上げ幅広げる (11/19)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」4位にフルッタ (11/19)
- メタプラが続急伸、ビットコインを追加購入 (11/19)
おすすめ条件でスクリーニング
NANO MRNAの取引履歴を振り返りませんか?
NANO MRNAの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。