帝人が急反落、２本立てユーロ円ＣＢ発行で希薄化を警戒、合計４００億円を調達

　帝人<3401.T>が急反落。株価は一時、前日比１９円（５．８％）安の３０７円まで売られた。２６日の取引終了後、２本立てのユーロ円建転換社債（ＣＢ）型新株予約権付社債を発行し合計４００億円を調達することを発表。ＣＢの株式転換による１株当たり利益の希薄化を懸念する売りが出ている。２０１８年１２月１２日満期の４年債と２０２１年１２月１０日満期の７年債の２本立てで、発行金額はそれぞれ２００億円ずつ。転換価格は４年債が４１７円、７年債が４１０円で決まった。
　調達資金は、タイの生産工場などへの設備投資や炭素繊維複合材料などへの開発研究資金、戦略的提携関係にあるキョーリン製薬ホールディングス＜4569.T＞の株式取得資金などに充てる。

帝人の株価は１０時３９分現在３１１円（▼１５円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）