富士製薬工業グループは経営理念である「成長」と「貢献」のサイクルを確実に循環させ、将来にわたって価値を生み出し続ける姿として、「長期ビジョン2035」を策定し、長期ビジョン2035を実現するために、2029年9月期までに、「女性医療での貢献拡大」「バイオシミラー事業による貢献拡大」「グローバルCMO 事業による収益貢献」「次の成長ドライバーの仕込み・見極め」の4つの成長戦略とそれを支える経営基盤の強化として「人財の強化」「組織機能の高度化」「デジタルの推進」の3つの施策を中期経営計画として進めている。
当第1四半期の売上高は増収となった。「女性医療」は、特に新薬の月経困難症治療薬アリッサ配合錠、天然型黄体ホルモン製剤エフメノカプセル100mg、ウトロゲスタン腟用カプセル200mgの新薬が順調に推移している。「バイオシミラー」は、乾癬治療薬ウステキヌマブBS皮下注45mg「F」に注力するとともに、2025年9月に3製品を新たに製造販売承認取得し、11月に薬価収載し、販売パートナーである日東メディックが1月7日に販売を開始したアフリベルセプトBS硝子体内注射液用キット40mg/mL「NIT」は他社に先駆けた上市となり、さらなるバイオシミラー事業拡大に向け歩みを進めている。「グローバルCMO」は、タイの子会社であるOLIC社を中心に、計画通り進捗している。その他の領域においては、血液内科・消化器内科の製品伸長が貢献した。営業利益は、売上高の増加および高粗利の新薬の伸長による製品ミックス改善で売上総利益が増加したことに加え、販管費では減価償却費などが増加した一方、人件費関連やその他経費は減少となり増益となった。経常利益も増益となったが、親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券評価損の計上があったため減益となった。
2026年9月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比14.7%増(前回予想比3.1%増)の592.50億円、営業利益が同22.6%増(同10.9%増)の61.20億円、経常利益が同31.9%増(同12.2%増)の58.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.3%減(同41.2%減)の22.40億円としている。
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