東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1500を超え、全体の9割超を占めた。セクター別では、輸送用機器、医薬品、海運、証券商品先物など29業種が上昇。一方、鉱業、化学、石油石炭、精密機器の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、中外薬<4519>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、信越化<4063>、オリンパス<7733>、テルモ<4543>、ニトリHD<9843>が軟化した。
政局不安を警戒する向きから225先物は大幅に続落して始まり、現物市場もこれにさや寄せする形で売りが先行して始まった。ただ国内外の各メディアで選挙情勢が厳しいと伝わっていただけに、売りは続かなかった。むしろ、短期筋による先物への買い戻しの動きが強まり、日経平均の上げ幅は一時800円を超えた。
きょうの上昇は、アク抜けといった思惑先行なため、国内政局の先行きが見通せない状況に変化はないだろう。また、衆院選の通過により投資家の関心は本格化している国内主要企業の業績動向や、米景気の行方、米大統領選の結果に移っていく。日経平均は本日の上昇で25日線まで一気に回復したことで、短期的には達成感が意識されやすい。また、指数インパクトの大きいところでは中外薬や信越化は決算によって明暗を分けた形である。主要企業の決算発表によって振らされやすい需給状況であることは意識しておく必要があるだろう。
<CS>
この銘柄の最新ニュース
中外薬のニュース一覧- 本日の【上場来高値更新】 中外薬、プレミアGなど6銘柄 今日 20:10
- 株価指数先物【引け後】 予想以上のリバウンドに 今日 18:46
- 【↑】日経平均 大引け| 急反騰、与党敗北も空売りの買い戻しが優勢 (10月28日) 今日 18:19
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反発、中外薬とアドバンテストの2銘柄で約192円押し上げ 今日 16:13
- [PTS]デイタイムセッション終了 15時以降の上昇70銘柄・下落78銘柄(通常取引終値比) 今日 16:03
マーケットニュース
中外製薬の取引履歴を振り返りませんか?
中外製薬の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。