ヘリオス、大日住薬、シスメックスの3社が共同研究開発を開始
iPS細胞を用いた移植治療には、患者本人由来のiPS細胞から作製した細胞を用いる自家移植と、ある一定の条件を満たしたドナー由来のiPS細胞(他家iPS細胞)から作製した細胞を用いる他家移植の2つの方法が存在。他家iPS細胞由来の細胞を治療に用いる場合、移植後に免疫拒絶反応が生じることが想定されることから、免疫拒絶反応の有無を含めた移植適合性を、移植前に確認するための新たな検査法の開発が求められている。
そこで3社は、他家iPS細胞由来のRPE細胞を含有する再生医療等製品の移植前免疫反応検査に関して共同で研究開発を開始。ヘリオスと大日住薬は、共同で他家iPS細胞からRPE細胞を作製してシスメックスに提供し、シスメックスは自社が保有するイメージングフローサイトメーターやタンパク質解析技術を用いて移植前免疫反応検査法の開発を行うことにしたという。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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