日経平均は5日ぶり反落、幅広い銘柄が軟調推移(訂正)
米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は反落して取引を開始した。寄付き後は円高進行や前日までの上昇幅を踏まえた利益確定売りが広がったが、米国市場の利下げ期待や半導体関連などのテーマに買いが入る場面もあり下げ幅を縮小すると、前引けにかけてプラス圏に浮上して節目の45000円を上回る場面もあった。ただ、後場からは買いが続かず、主力株を中心に利益確定売りが出ると指数は再度マイナス圏に転落。米国でFOMCの結果発表やFRB議長の記者会見、国内で日銀金融政策決定会合を控えていることから、市場参加者が結果を見極める姿勢を強めており、積極的に買い進む動きは限定的だった。
大引けの日経平均は前営業日比111.89円安の44790.38円となった。東証プライム市場の売買高は20億7400万株、売買代金は4兆6178億円だった。業種別では、空運業、小売業、輸送用機器の3業種のみ上昇、非鉄金属、電気・ガス業、保険業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は19.2%、対して値下がり銘柄は78.2%となっている。
個別では、東エレク<8035>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、ディスコ<6146>、ニトリHD<9843>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、トレンド<4704>、資生堂<4911>、日東電<6988>、ネクソン<3659>、アルプスアル<6770>、バンナムHD<7832>、村田製<6981>などが上昇。
一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、大塚HD<4578>、フジクラ<5803>、東京海上<8766>、任天堂<7974>、アステラス薬<4503>、ホンダ<7267>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、MS&AD<8725>、第一三共<4568>、ソシオネクスト<6526>などが下落。 <FA>
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