ファインケミカル事業の売上高は前年同期比7.4%増の72.15億円、営業利益は同16.1%増の11.54億円となった。一般消費者向け販売や海外向け販売が好調に推移したことなどにより増収となった。また、売上高の増加による粗利額の増加により、増益となった。
ポーラスマテリアル事業の売上高は前年同期比26.6%増の36.40億円、営業利益は同33.3%増の5.30億円となった。産業資材部門では国内向け販売・海外向け販売ともに前期を上回った。生活資材部門では国内販売向けが前期を下回ったが、海外向け販売が前期を上回り、生活資材全体でも上回った。
サービス事業の売上高は前年同期比2.9%増の27.12億円、営業利益は0.97億円(前年同期は0.00億円の損失)となった。生活用品企画販売事業は通販需要が落ち着いたことで販売が減少したが、教習事業、自動車整備・鈑金事業がコロナ禍の影響から徐々に持ち直してきたことでカバーし、増収となり損益面では黒字化した。
不動産関連事業の売上高は前年同期比1.8%増の5.84億円、営業利益は同393.0%増の1.01億円となった。温浴事業は前期を下回るものの、不動産賃貸事業・介護予防支援事業は前期を上回る結果となった。
2022年3月期通期については、売上高が前期比6.3%増の285.00億円、営業利益が同7.5%増の34.50億円、経常利益が同7.1%増の36.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同59.1%増の24.50億円とする、8月5日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
また、2022 年3月期の中間配当は直近の配当予想1株当たり17.00円より1.00円増配の18.00円とすることを発表した。また、期末配当についても直近の予想より1.00円増配の1株当たり18.00円の配当とした。これにより、中間配当を含めた当期の年間配当金予想は、前期実績より4.00円増配の36.00円となっている。
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