当第3四半期累計期間における主な研究開発進捗について、
TUG1 ASO:
膠芽腫を対象とする医師主導第1相試験が予想を大きく超えるスピードで症例登録が進み、計画されている4段階の増量コホート中、第3段階の用量まで到達した。本試験において、これまでのところ重篤な副作用は確認されていない。TUG1 ASOについては、製薬企業への導出活動を既に開始しており、治験の進捗と共に導出活動についても更に力を入れていくとしている。なお、TUG1 ASOは、先行するPRDM14 siRNAの医師主導治験でも用いた、同社独自のDDS技術YBCポリマーを使用しており、同DDS技術の安全性および高い血中滞留性が既に検証されている。
RUNX1 mRNA:
2024年度内に医師主導第1相試験を開始すべく準備を進めてきた。規制当局との交渉が予想外に長引き、現在、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)との最終的な調整を進めており、2025年6月頃には治験が開始できると見込んでいる。最終調整が終了次第、詳細について速やかに開示するとしている。
花王<4452>との共同研究で進めているアレルギー疾患を対象とする免疫寛容ワクチン:
最初のプロジェクトについて開発候補品の選定に向けた研究を進めている。動物試験施設の変更に伴いスケジュールに遅れが発生しているが、花王とも協力してプロジェクトの加速を図り、2025年中に導出候補品の選定を行う予定。後続のプロジェクトについても、両社合意の基に薬効試験など開始に向けた準備を進めているとしている。
眼科領域:
2024年8月、千寿製薬株式会社と標的疾患及び治療標的を選定し、共同研究を開始した。当社のミセルDDS製剤に加えて、新たなDDS製剤の可能性についても検討を行い、2025年中に開発候補品を選定の予定。
受託研究型ビジネス:
mRNA事業の新たなエンジンとして、顧客からのニーズに応える形でmRNA医薬品の創製に関する受託研究型ビジネスを進め、顧客が保有するmRNA医薬品候補の研究開発支援を実施し、収益を計上した。
また、Crafton Biotechnology社および神戸MAB組合との協業で進めている、SCARDA事業“PureCap 法を基盤とした高純度 mRNA国内生産体制の構築と送達キャリアフリーの安全なmRNAワクチンの臨床開発”に関しては、分担機関としてAMEDからの補助金を活用し、同mRNAワクチンの非臨床試験を担当する。
2025年3月期通期について、売上高が前期比19.9%減の1.08億円、営業損失が8.93億円、経常損失が8.56億円、親会社株主に帰属する当期純損失が9.94億円とする11月14日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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