<動意株・15日>(大引け)=Aバランス、Hamee、HISなど
Hamee<3134.T>=上昇加速。スマートフォン向けアクセサリーのデザイン販売を手掛けるほか、EC事業者向けシステム開発も手掛ける。業績は回復色を強めており、14日取引終了後に発表した23年4月期決算は営業利益が12億7100万円と前の期比で4割強の減少となったものの、従来予想の10億1400万円の見通しからは大きく上振れして着地している。更に、24年4月期の営業利益予想は前期比64%増の20億8600万円と大幅な伸びを見込んでおり、これがポジティブサプライズとなった。
エイチ・アイ・エス<9603.T>=大幅高で底値離脱の気配。14日の取引終了後に22年11月~23年4月期(上期)決算を発表し、営業損益は前年同期から赤字幅縮小となる33億5800万円の赤字となった。四半期ベースでみると直近2~4月期は13四半期ぶり黒字転換を果たしており、これを好感した買いが入っている。上期の売上高は前年同期比50.3%増の1029億1300万円だった。政府の観光支援策「全国旅行支援」や各国の入国規制緩和を追い風に主力の旅行事業が大きく改善。ホテルやバス事業も回復した。なお、通期見通しは引き続き未定とした。
グローバルセキュリティエキスパート<4417.T>=上値指向鮮明で年初来高値更新。前日は一時500円以上の上昇をみせ年初来高値7170円まで買われた後に値を消し、上ヒゲをつける形となっていたが、きょうは改めて買い直され再び7000円台に乗せてきた。同社は中堅・中小企業を主要顧客にサイバーセキュリティーコンサルやソリューションサービス、セキュリティー関連の教育サービスなどをワンストップで提供し、業績は高成長路線をまい進している。企業のDXシフトの動きと合わせ、サイバー攻撃対策の重要性が高まっており、特に対策で出遅れる中堅・中小企業を対象とした潜在的市場規模は大きく、同社の活躍余地が大きいとみられている。同社は中期経営計画として26年3月期に営業利益22億円(前期実績比3倍)を数値目標として掲げており、これを評価した投資資金の流入が続いている。
モイ<5031.T>=物色人気集中でストップ高。同社はライブ配信事業を主力展開しているが、14日取引終了後に発表した24年1月期第1四半期(23年2~4月)の決算は営業利益が前年同期比75%増の4800万円と大幅な伸びを確保した。また、同日に動画配信分野でクリエイタープロデュース事業を展開するSTPR(東京都渋谷区)と資本・業務提携の契約を締結したことを発表しており、これによる業容拡大効果に期待した買いを誘導している。
Link-U<4446.T>=3日ぶり急反発で年初来高値更新。14日の取引終了後に23年7月期業績予想の上方修正を発表。売上高を28億9000万円から30億600万円(前期比32.1%増)へ、純利益を8400万円から1億4500万円(同4.3倍)へ増額しており、これを好感した買いが膨らんでいる。集英社と共同運営しているマンガアプリ「ゼブラック」や、自社プロダクトの地震予測AIサービス「ゆれしる」が想定を上回ったことが寄与。海外マンガサービスでローカライズ需要が増加したことも貢献する見込み。同時に発表した第3四半期累計(22年8月~23年4月)の決算は、売上高が23億3300万円(前年同期比42.9%増)、純利益が1億3300万円(同80.8%増)だった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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