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2020/06/12 - ヒトコムHD(4433) の関連ニュース。■ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>の事業概要2. EC支援プラットフォームEC支援プラットフォームでは、ビービーエフがEコマース及びテレビショッピングのEC・TC支援事業を、ブランチ・アウトとその子会社の上海布藍綺国際貿易有限公司がアパレル企画・製造・卸売などホールセール事業を行っている。さらにLOWCALがITインフラ構築、開発などの支援を行っている。この4社はすべて買収企業である。(1) EC・TC支援事業ビービーエフが行うEコマース業務支援は、ブランド専門のECサイトを対象に、Eコマー

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ヒトコムHD Research Memo(7):スポーツ系オフィシャルブランドサイトの運営は、国内トップクラスの実績

配信元:フィスコ
投稿:2020/06/12 15:17
ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>の事業概要

2. EC支援プラットフォーム
EC支援プラットフォームでは、ビービーエフがEコマース及びテレビショッピングのEC・TC支援事業を、ブランチ・アウトとその子会社の上海布藍綺国際貿易有限公司がアパレル企画・製造・卸売などホールセール事業を行っている。さらにLOWCALがITインフラ構築、開発などの支援を行っている。この4社はすべて買収企業である。

(1) EC・TC支援事業
ビービーエフが行うEコマース業務支援は、ブランド専門のECサイトを対象に、Eコマースサイトの企画・開発だけでなく、各ブランド商品の受注管理、商品手配、配送、代金回収に至るまで、Eコマースを行ううえで必要になる一連の業務運営全体を一括して受託するフルフィルメントサービスを提供している。2019年8月期末時点で、ファッションブランドを中心に106のサイトの運営を受託しており、2020年8月期は、サイト数を120に伸ばすことを計画している。また、サイト内で接客するチャット・コンタクトセンターなどの開設・運営も行っている。2020年2月にチャット・コールセンターをヒト・コミュニケーションズからSALES ROBOTICSへと事業を継承した。今後は、既存のチャット・コールセンターに最新のテクノロジーを掛け合わせることで、チャットを始めとする接客及び多言語に対応する消費者コミュニケーション支援が実現し、EC・TC支援事業においても消費者フォローの面で強化されるだろう。テレビショッピング販売支援業務では、テレビ通信販売会社とアパレルメーカーとの間に立って、ブランドの構築、商品企画、生産管理、オンエアの際のプレゼンテーションまで、テレビ通販に関する一連の業務を支援するサービスを提供している。

EC・TC支援事業は、クライアントのブランド力を向上させ、売上を伸ばすことで収益を上げていくレベニューシェアモデルを展開している。ビービーエフの強みは、自社開発のEC支援プラットフォームを活用してクライアントのイニシャルコストを抑え、ローコストオペレーションや蓄積された運営ノウハウによる圧倒的な売る力にある。スマートフォンやタブレットなど新たなデバイスに対応するだけでなく、ブランド独自の世界観を表現できるよう要望に柔軟に応えることで強固なパートナーシップを築いている。また、スポーツ系オフィシャルブランドサイトでは、クライアントにアディダスジャパン(株)などを持ち、実績は国内トップクラスとなった。こうしたノウハウを今後、食品BtoBや越境ECの展開に生かし、事業拡大を目指していく。

(2) ホールセール事業
ホールセール事業は、単なる卸売ではなく、国内外の大手小売店に対し衣料品の企画提案からデザイン、製造、生産管理、販売、PRに至るまでアパレル製造の全プロセスを一括受託している。ブランドやコンテンツホルダー、タレントやSNSとコラボし、他社との差別化を図ることで商品の付加価値を高めている。生産は中国で行い、短期間で丁寧な製造を実現している。30を超えるブランドとライセンス契約をし、他社ブランド製品の製造を行うOEM(Original Equipment Manufacturing:受託製造)と設計(企画)・開発・製造を行うODM(Original Design Manufacturing)を手掛けている。

3. 事業セグメント別売上高と営業利益の推移
2018年8月期よりEC・TC支援事業とホールセール事業がフルに寄与し始め、両事業で売上高の5割以上を占める。しかし、長期間にわたりビジネスモデルを磨き上げた「ヒト力」分野の成果追求型営業支援ビジネスの方が収益性は高い。クライアントの営業施策の変化により収益に変動が生じるものの、モバイルやブロードバンドという通信インフラ関連のビジネスは大きく、同社グループも得意としている。EC・TC支援事業はレベニューシェア型であることからも、今後この事業も同社グループに収益拡大をもたらすことになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

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配信元: フィスコ

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