■ショーケース <3909> 376円 (+80円、+27.0%) ストップ高
ショーケース <3909> [東証S]がストップ高。同社は19日、ソフトバンク <9434> [東証P]傘下のSB C&Sと売買契約を締結し、企業と顧客をつなぐプラットフォーム「おもてなしSuite」の導入拡大を推進していくと発表。これが買い材料視された。今回の契約締結により、SB C&Sが持つ全国約1万3000社の販売パートナーとソフトバンクのグループ企業と連携しながら、おもてなしSuiteのDXソリューションを中心に導入拡大を進めていく。
■雨風太陽 <5616> 1,422円 (+300円、+26.7%) ストップ高
雨風太陽 <5616> [東証G]がストップ高。18日に東証グロース市場に新規上場し、公開価格1044円を276円(26.4%)上回る1320円で初値をつけた。終値は1122円と初値を下回って引けたものの、直近IPO銘柄ならではの上値抵抗の少ない銘柄として物色の矛先が向かったようだ。
■CaSy <9215> 965円 (+150円、+18.4%) ストップ高
CaSy <9215> [東証G]がストップ高。19日付の日刊工業新聞が、「経済産業省は人手不足対策として、企業が従業員へ家事支援サービスを導入する取り組みを後押しする」と報じた。家事代行サービスを手掛けるCaSyに対しては、業績面でのプラス効果への思惑が広がる形となり、買いが入ったようだ。報道によると、家事支援サービスを手掛ける企業と福利厚生で同サービスを利用する企業が協力する際に、経産省が支援する方針。早ければ24年2月から実証実験を始めるという。
■バードマン <7063> 1,036円 (+150円、+16.9%) ストップ高
Birdman <7063> [東証G]がストップ高。19日、世界的トップアーティストグループ「SUPER JUNIOR」に所属するウニョク氏をプロデューサーに迎え、K-POPボーイズグループを結成すると発表した。バードマンに所属し、幅広いジャンルで多彩な才能を発揮しながら活躍するアーティストを目指す。来春のデビューまでの経緯を、フジテレビが放映する「K-POP HOUSE」内で密着するという。今後の事業への好影響を期待した買いが集まったようだ。
■ジャパニアス <9558> 2,830円 (+325円、+13.0%)
ジャパニアス <9558> [東証G]が5日続急騰。18日の取引終了後、集計中の23年11月期単独業績について、売上高が従来予想の95億5900万円から98億8500万円(前の期比18.8%増)へ、営業利益が7億4700万円から8億3600万円(同36.8%増)へ、純利益が5億7100万円から6億1600万円(同39.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。企業及び官公庁によるITインフラ整備やDXへの積極的な投資が継続しており、第4四半期も先端エンジニアリング事業においてオンサイト型開発支援業務及び受託開発業務が好調に推移する見通しであることが要因としている。なお業績上振れに伴い、71円を予定していた期末一括配当を77円(前の期55円)にするとあわせて発表した。
■RJ <9522> 1,058円 (+119円、+12.7%) 一時ストップ高
リニューアブル・ジャパン <9522> [東証G]が8日続急騰、一時ストップ高となった。19日朝方、23年12月期業績予想の上方修正と株主優待制度の新設を発表。今期の売上高を267億円から330億円(前期比86.3%増)へ、営業利益を33億円から35億円(同2.7倍)へそれぞれ引き上げた。発電所売却収入や売電事業が当初計画よりも上振れする見通しとなったため。優待制度については、保有株数に応じて株主限定の特設ウェブサイトで利用できるポイントを贈呈する。2023年以降、毎年12月末または6月末に700株以上を保有する株主が対象となる。
■ウチヤマHD <6059> 382円 (+37円、+10.7%)
ウチヤマホールディングス <6059> [東証S]が4日ぶり急反騰。同社は19日正午ごろ、株式の投資魅力を高めることなどを目的に現行の株主優待制度を変更し、「ウチヤマホールディングス・プレミアム優待倶楽部」を新設すると発表。これが株価を刺激したようだ。現行では毎年3月末時点で400株以上を保有する株主に「お米券(5キロ)」を贈っているが、24年以降は3月末時点で900株以上を保有する株主に対して保有株式数に応じて株主優待ポイントを進呈。具体的には、「ウチヤマホールディングス・プレミアム優待倶楽部」で同社が運営する飲食・カラオケ店で利用できる優待券、お米やブランド牛などのこだわりグルメ、スイーツや飲料類、銘酒、電化製品、体験ギフトなど5000種類以上の商品から選ぶことができるという。
■セキュア <4264> 1,549円 (+141円、+10.0%)
セキュア <4264> [東証G]が3日続急騰。同社は18日取引終了後、監視カメラシステム構築を含む電気通信・電気設備に関する工事を手掛けるジェイ・ティー・エヌ(横浜市中区)の株式を取得し、子会社化すると発表。取得価額(アドバイザリー費用などを含む)は7億9500万円(うち7億5000万円は借入)で、株式譲渡実行日は来年1月5日を予定。この買収は施工に関する慢性的な人手不足リスクの軽減や更なるノウハウ・専門性の獲得につながるもので、同社の競争力をより高めるとともに、中長期的な成長の確度を高めるものと期待されている。
■日ギア <6356> 585円 (+52円、+9.8%)
日本ギア工業 <6356> [東証S]が続急伸。脱炭素に向けた取り組みがグローバル規模で進むなか、エネルギー不足解消の手段として原発回帰が世界的なコンセンサスとなっている。今月1日に米政府がCOP28で、2050年までに世界全体の原子力発電の設備容量を3倍にすることを目指すことを宣言し、日米を含む22ヵ国が賛同したと報じられた。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動きも、そうしたグローバルな流れに沿うものであり、株式市場でも電力株をはじめ原発関連株へ投資マネーが波状的に流入した。そうしたなか、同社は電力分野向けなどを中心に歯車装置事業を主力に展開し、日本の原子力発電所向けバルブアクチュエーターでは9割を超える圧倒的な商品シェアを誇ることで、関連有力株としての位置付けを確かなものとしている。
■日本テレホン <9425> 475円 (+41円、+9.5%)
日本テレホン <9425> [東証S]が3日続急伸。19日午後1時ごろ、ZOA <3375> [東証S]とスマートフォン・タブレット買い取りサービスについて連携を開始したと発表しており、好材料視された。日本テレホンのリユースモバイル端末のオンライン下取りプログラムを活用し、ZOAが運営するECサイト「e-zoa.com」と連携してサービスを行うという。「e-zoa.com」のWebサイトに設置されたバナーから、「スマートトレードイン」へと遷移することで、端末の仮査定からオンライン本人確認まで、簡単に申し込み手続きができるようになる。また、「e-zoa.com」では、新しい端末の購入と同時に使用済み端末の売却が可能になるため、利用者の利便性向上と販売促進につながると期待されている。
■サイエンスA <4412> 551円 (+44円、+8.7%) 一時ストップ高
サイエンスアーツ <4412> [東証G]が3日ぶり急反発、一時ストップ高となった。19日、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」に関し、音声通話によるテキスト化と翻訳通信技術の基本特許を米国で取得したと発表した。米国で2024年中に発売を開始するとともに、欧州やその他の国々へ展開するという。海外向けの収益拡大を期待した買いが入った。中国と欧州ではすでに特許を取得していた。今回の技術を活用することで、一時的に受話者の通信環境が悪い場合でもテキスト化した内容の確認を通じ、聞き間違えによる伝達ミスの低減を図ることができる。翻訳機能や、端末で設定した言語での読み上げ機能によって、多国籍な現場での円滑なコミュニケーションも支援する。
■HEROZ <4382> 1,820円 (+140円、+8.3%)
HEROZ <4382> [東証S]が急反発。AI開発企業として高い技術力を持ち、将棋アプリ「将棋ウォーズ」に代表されるBtoCで培った独自AI技術を活用して、市場予測などBtoB領域にも進出、将来的な成長性に注目が集まったもようだ。24年4月期上期(23年5-10月)は、売上高が前年同期比3.1倍の23億3500万円、営業利益は同6.7倍の2億5200万円と足もとの業績も急変貌している。株式需給面では、「外資系証券による貸株市場で調達した空売りが積み上がっていたことで、その買い戻しを誘発して上げ足が加速している」(ネット証券アナリスト)という指摘も出ている。
■エニーカラー <5032> 3,260円 (+205円、+6.7%)
東証プライムの上昇率9位。ANYCOLOR <5032> [東証P]が3日ぶり急反発。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を90万株(発行済み株数の1.43%)、または25億円としており、取得期間は12月19日から来年1月19日まで。資本効率の改善や株式数削減を通じた1株当たり株式価値の向上を図ることが目的としている。
※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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