<動意株・8日>(大引け)=日本テレホン、ツクルバ、カクヤスGなど
ツクルバ<2978.T>=急反騰し年初来高値更新。7日の取引終了後、集計中の23年7月期単独業績について、売上高が従来予想の40億円から41億5200万円(前の期比50.1%増)へ、営業損益が2億2000万円の赤字から1億3200万円の赤字(前の期7億7300万円の赤字)へ、最終損益が2億4200万円の赤字から1億6500万円の赤字(同8億2200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。主力のcowcamo(カウカモ)事業で顧客からの問い合わせ数・接客数が想定よりも増加し、流通総額(GMV)が拡大したことが要因。また、22年2月から取り組みを開始したコストマネジメントの順調な進捗も寄与した。
カクヤスグループ<7686.T>=大幅反発で新高値。7日の取引終了後に発表した8月度のカクヤス単体売上高が前年同月比28.2%増となり、22カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。テレビCMや交通広告などの効果もあり、家庭向け、飲食店向けともに客数及び客単価が前年実績を上回った。
タツモ<6266.T>=上げ足強め新値奪回。貼合・剥離装置や洗浄装置などの半導体製造装置や搬送ロボットを製造している。世界的な電気自動車(EV)の普及を背景にパワー半導体向け装置需要が好調で同社の収益を押し上げ、23年12月期はトップラインが3割増、営業利益も2ケタ成長が見込まれている。直近モルガン・スタンレーMUFG証券が大量保有報告で共同保有の形で5%超の大株主に浮上したことが判明、株高思惑を助長した。
AIメカテック<6227.T>=年初来高値を更新。微細化・積層化ニーズに対応した半導体パッケージ関連装置や半導体プロセス装置を製造、インクジェット・ソリューション事業などでも高度な技術をいかんなく発揮、半導体製造装置関連の勝ち組としてのポジションを確立している。24年6月期は売上高が前期比30%増の200億3100万円、営業利益は同2.4倍の14億1500万円と急拡大する見通し。ここ外資系証券経由の貸株調達による空売りが積み上がっていたことで、その買い戻しも株価上昇を後押ししている。
ラクスル<4384.T>=もみ合い上放れる。7日の取引終了後に23年7月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を前の期比3.8倍の17億6500万円とし、従来予想のレンジ(14億~17億円)を上回る水準に見直したことが好感され買われている。売上高も従来予想のレンジ(390億~396億円)から上振れし、同20.7%増の410億1800万円となった。主力のラクスル事業でダンボールワンやノベルティー、アパレルなどの領域が拡張し、エンタープライズ向けの顧客獲得も伸長。事業好調に加え、投資効率を重視したコストコントロールの実施や法人税の税額控除適用が寄与し、業績が大きく押し上げられた。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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