決算マイナス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … ＮＦ回路、Ｊ・ＴＥＣ、ＦＤＫ (1月30日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の1月29日から30日の決算発表を経て31日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　Ｊ・ＴＥＣ <7774>
　19年3月期の連結経常損益を従来予想の4200万円の赤字→4億0500万円の赤字(前期は2億1300万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

▲No.2　太洋工業 <6663>
　18年12月期の連結経常利益は前の期比6.2倍の1億3000万円に拡大したが、19年12月期は前期比42.3％減の7500万円に落ち込む見通しとなった。

▲No.4　ハウスコム <3275>
　19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比16.3％減の3.4億円に減り、通期計画の13.4億円に対する進捗率は25.6％にとどまったものの、5年平均の20.9％を上回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<7774> Ｊ・ＴＥＣ 　　ＪＱ 　 -14.99 　　1/30　　　3Q　　　　赤転
<6663> 太洋工業 　　　ＪＱ 　 -11.02 　　1/30　本決算　　　-42.31
<4987> 寺岡製 　　　　東２ 　 -11.01 　　1/30　　　3Q　　　 12.43
<3275> ハウスコム 　　ＪＱ　　 -8.40 　　1/30　　　3Q　　　-16.30
<3850> イントラマト 　東２　　 -7.85 　　1/30　　　3Q　　　 35.59

<4308> Ｊストリーム 　東Ｍ　　 -7.54 　　1/30　　　3Q　　　-16.50
<6945> 富フロンテク 　東２　　 -7.45 　　1/30　　　3Q　　　-55.96
<6181> パートナーＡ 　東Ｍ　　 -6.93 　　1/30　　　3Q　　　　0.74
<6864> ＮＦ回路 　　　ＪＱ　　 -5.87 　　1/30　　　3Q　　　 88.87
<4761> さくらＫＣＳ 　東２　　 -3.81 　　1/30　　　3Q　　　　赤縮

<1850> 南海辰村 　　　東２　　 -2.64 　　1/30　　　3Q　　　 12.33
<4957> ヤスハラケミ 　東２　　 -1.97 　　1/30　　　3Q　　　 -0.11
<4327> 日本ＳＨＬ 　　ＪＱ　　 -1.90 　　1/30　　　1Q　　　　黒転
<4367> 広栄化学 　　　東２　　 -1.75 　　1/30　　　3Q　　　　5.14
<7891> 日本ユピカ 　　ＪＱ　　 -1.00 　　1/30　　　3Q　　　-59.17

<4239> ポラテクノ 　　ＪＱ　　 -0.72 　　1/30　　　3Q　　　 -1.78
<7559> ＧＦＣ 　　　　ＪＱ　　 -0.63 　　1/30　　　3Q　　　-15.83
<6955> ＦＤＫ 　　　　東２　　 -0.57 　　1/30　　　3Q　　　202.80
<8700> 丸八証券 　　　ＪＱ　　 -0.54 　　1/30　　　3Q　　　 76.96
<4695> マイスター 　　東２　　 -0.50 　　1/30　　　3Q　　　-14.09

<5484> 東北鋼 　　　　ＪＱ　　 -0.07 　　1/30　　　3Q　　　-17.96

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした31日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース