メディシス、今期経常を36％上方修正

　メディカルシステムネットワーク <4350> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の27.7億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の25億円→34億円(前期は15.6億円)に36.0％上方修正し、増益率が60.3％増→2.2倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11億円→20億円(前年同期は7.7億円)に81.6％増額し、増益率が42.1％増→2.6倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の13.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.6％→5.2％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期第３四半期連結累計期間の業績は、調剤薬局部門において、新型コロナウイルス感染症の影響により処方箋応需枚数は減少したものの概ね想定どおりとなった一方、処方箋単価は想定を上回って推移いたしました。また、医薬品ネットワーク部門においては、加盟店の医薬品取扱高が想定を上回って推移いたしました。さらに、グループ全体で取り組んだ業務効率化、生産性の向上及び経費コントロールの徹底による効果が想定以上となったことにより、各利益は予想を上回る結果となりました。これらの状況を踏まえ、通期の業績予想について見直した結果、各利益を上方修正することといたしました。　なお、業績予想は新型コロナウイルスの感染拡大、収束の状況等によって大きく変動する可能性があります。業績予想の修正の必要性が生じた場合は、速やかに開示いたします。※上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる場合があります。