会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億5600万円の黒字→6400万円の赤字(前年同期は1億1200万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
売上高につきましては、モビリティ・イノベーション事業分野・ワイヤレス・イノベーション事業分野ともに対前期比・対計画比とも大幅に下回る見込みとなりました。これに伴い、稼働低下に伴う労務費増により販売費および一般管理費が増加する見通しであることも踏まえ、営業利益は大幅に減少し赤字となる見通しであります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、営業利益の下方修正にともない減少する見通しです。事業分野別の状況及び見通しにつきましては、以下のとおりであります。(1)モビリティ・イノベーション事業分野当事業分野においては、昨年6月をもって株式会社ジェイアール東日本企画向けの時刻表や経路探索技術の提供を終了し、交通系ICカードに関わる交通費精算クラウドサービス「transit manager」や私鉄向けアプリ、システム開発・運用等を当事業分野における柱に成長させるべく注力しております。しかしながら、新型コロナウイルスによる鉄道利用者減少の影響を受けるなどにより事業展開は来期となる見込みであり、第4四半期においても小規模案件の積み上げに留まり、減少幅を回復するには至らない見通しです。当期売上高は約110百万円(前期225百万円)となる見通しです。(2)ワイヤレス・イノベーション事業分野当事業分野においては、当社では、様々な無線デバイスを用いたIoTやローカル5Gなどの分野にも取り組むことで、前期並みの収益を目指す予定でしたが、従来下半期とりわけ第4四半期に集中していた大型案件の受注が予定通りに伸びておりません。この状況を改善するため、ミリ波を活用した無線システムや賃貸住宅向けWi-Fi提供を準備しておりますが、当期業績への貢献については軽微となる見通しです。当期売上高は約640百万円(前期812百万円)となる見通しです。(3)ソリューション事業分野ソリューション事業分野につきましては、近年注力しているO2O2O・MMSサービスの主要顧客・業務提携先である流通業界の投資動向が徐々に回復しつつあり、また、ハードウェア販売、こんぷりんの新商品(証明写真)や企業向け受託開発案件も積み上げできていることから、売上高は前期並みとなる見通しです。当期売上高は約290百万円(前期305百万円)となる見通しです。(注) セグメント別(事業分野別)の損益見通しにつきましては、現時点では算定が困難であるため記載を省略しております。(注) 上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいております。今後、変更すべき事象が生じた場合は速やかに発表させていただきます。
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