<話題の焦点>=ビッグデータビジネス普及の気配、次世代スパコンの開発に呼応
費用は1000億円を超す見通しで、国産技術だけで賄うのかが今後の焦点になるが、専門家による作業部会は防災や医療など幅広い分野でスパコンが必要になると指摘しており、科学技術の発展や産業競争力の強化の観点からも開発に取り組むべきと結論づけたという。
エクサは2020年ごろまでの完成を目指して開発を進めるが、スパコン開発に深くかかわるのが「ビッグデータ」関連ビジネスだ。大量かつ非定型、リアルタイムの情報を高速処理で即時に処理、分析し企業活動をはじめ、様々な分野に生かすIT技術で、山崎製パン<2212.T>がビッグデータ活用に向け統合基幹システムを刷新するなど、大手企業を中心に導入に向けた準備が進んでいる。
サービスを提供するサイドも日立製作所<6501.T>がビッグデータ分析BIアプライアンス製品を開発。富士通<6702.T>はビッグデータの処理にスパコンを使う一般企業向けサービスを始めるなど、本格的な普及へ基盤を整備しており、今後、エクサ開発に呼応するかたちで関連ビジネスが広がっていきそうだ。
◆ビッグデータ関連銘柄
NSSCL<2327.T>
豆蔵HD<3756.T>
IIJ<3774.T>
さくらネット<3778.T>
ビットアイル<3811.OS>
フリービット<3843.T>
野村総研<4307.T>
ヤフー<4689.T>
日本オラクル<4716.T>
CTC<4739.T>
楽天<4755.OS>
大塚商会<4768.T>
日立<6501.T>
NEC<6701.T>
富士通<6702.T>
ネットワン<7518.T>
凸版印刷<7911.T>
大日印<7912.T>
日本ユニシス<8056.T>
NTT<9432.T>
KDDI<9433.T>
NTTデータ<9613.T>
ソフトバンク<9984.T>
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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