フェイス、前期経常を58％上方修正

　フェイス <4295> が5月12日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の5億2000万円→8億2100万円(前の期は4億7100万円)に57.9％上方修正し、増益率が10.4％増→74.3％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の6000万円の黒字→2600万円の赤字(前の期は8億8400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億4700万円の赤字→1億5400万円の黒字(前年同期は8800万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、75.0％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期の業績予想につきましては、売上高はほぼ予定通りに推移いたしました。営業利益および経常利益は、レーベル事業において利益率の高い作品の売上が増加したことやポイント事業が好調であったこと等により、前回発表予想数値を上回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、上記特別損失の計上に伴い、予想を下回る見込みとなりました。　期末配当につきましては、2020年5月14日の公表通り1株当たり5円の配当予想より変更はなく、年間配当金は10円となる予定です。　(注) 上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、今後様々な要因により実際の業績は予想数値と異なる可能性があります。