<動意株・17日>(大引け)=東レ、西松屋チェなど
西松屋チェーン<7545.T>=切り返す。16日の取引終了後に発表した第1四半期(2月21日~5月20日)単独決算が、売上高450億1600万円(前年同期比6.5%増)、営業利益49億500万円(同6.6%増)、純利益35億1100万円(同9.2%増)となったことが好感されている。新型コロナウイルスの感染者数が抑制され、活動制限の緩和により消費活動が徐々に正常化に向かうなか、9店舗の新規出店(閉店2店舗)を行ったことが寄与した。商品別では、衣料部門は気温の高い日が多かったことで春物衣料や夏物衣料が好調に推移したほか、小学校高学年向け衣料も大きく売り上げを伸ばした。また、雑貨部門では粉ミルクなどの食料品、マスクなどの衛生用品、シューズや服飾雑貨などが好調だった。
バンク・オブ・イノベーション<4393.T>=5日ぶり急反発。足もとで急落していた反動に加え、16日にマッチングアプリ「恋庭」の5月の課金高(速報値)が前月比21%増の約1億567万円と過去最高を更新したと発表したことが好感されているようだ。「恋庭」は、箱庭農園ゲームにマッチング機能をかけあわせたアプリ。5月の平均DAU(1日のアクティブ利用者数の平均)は前月比14%増、同月のダウンロード数は11万と過去最高を更新し、累計89万ダウンロードを突破している。
ソルクシーズ<4284.T>=大幅高で続伸。16日の取引終了後、7月1日付で子会社を設立し、eスポーツ事業に参入すると発表しており、これが材料視されている。新会社eekは、ソルクシーズが90.9%を出資して設立。eスポーツ専門のマッチングサイト運営など有料職業紹介事業を行うほか、eスポーツ選手の肖像権管理、使用許諾及び仲介マネジメントなどを行う。なお、同件による22年12月期業績への影響は軽微としている。
アクモス<6888.T>=動意。同社はM&A戦略を駆使したベンチャー企業連合を形成し、幅広くITソリューション事業を展開している。16日取引終了後、ハードウェアの保守を手掛けるフィールドワンの株式を取得し子会社化することを発表、これによる業容拡大への期待が買いを誘導している。フィールドワンは株式取得を経て同社の連結子会社となる予定だが、22年6月期の連結業績に与える影響については軽微。また、23年6月期の業績予想については、22年8月上旬に発表が予定される22年6月期決算短信で開示するとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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