ＤＮＣ、今期経常を9％下方修正

　ダイキョーニシカワ <4246> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比33.6％減の72.4億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の105億円→96億円(前期は148億円)に8.6％下方修正し、減益率が29.2％減→35.3％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の49.7億円→40.7億円(前年同期は84.4億円)に18.1％減額し、減益率が41.1％減→51.8％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比62.1％減の17.1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.9％→3.8％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、国内での主要販売先の生産減に伴う製品売上減や海外での金型売上の時期の変更などにより、前回予想を下回る見込みとなりました。利益につきましても、改善活動によるコスト低減等を行うものの、減産影響等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回予想を下回る見込みとなりました。（注）上記の業績予想は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の経済情勢、事業運営等の内外の状況変化により、将来における当社の実際の業績と大きく異なる可能性があります。なお、新型コロナウイルス（ＣＯＶＩＤ－１９）による当社業績への影響については、現時点では予測が困難であるため、上記の業績予想には織り込んでおりません。