日経平均株価
始値 26313.14
高値 26406.62(14:44)
安値 26051.04(09:42)
大引け 26386.63(前日比 -313.48 、 -1.17% )
売買高 16億5561万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆9994億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、一時600円超安で2万6000円大台攻防
2.米株急落受けリスクオフ加速、主力株中心に幅広く売り優勢に
3.中国の主要都市ロックダウンによる世界経済への影響を懸念視
4.上海株市場が朝安後切り返し、これを横にらみに下げ渋る展開
5.引けは300円安程度まで下げ幅を縮小、下落銘柄数も6割強に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比809ドル安と大幅に反落した。中国のロックダウンに対する警戒感が高まり幅広い銘柄で売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株急落を受け大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は一時600円以上下げる場面があったが、後半は下げ渋る展開となった。
27日の東京市場は、リスクオフの流れが加速し日経平均は大きく下値を探る展開を強いられた。前日の米国株市場でNYダウが800ドル超、ナスダック総合株価指数は500ポイント超の下げとなるなど波乱安の展開となった。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄に売りがかさみ、日経平均は一時約650円安に売り込まれ、2万6000円大台攻防の様相をみせる場面もあった。中国では上海市以外の主要都市がロックダウンされることへの警戒感が強まっており、世界景気の減速懸念が前日の米株急落の引き金となったが、きょうは上海株市場が朝安後に大きく切り返し、これを横目に日経平均も下げ渋った。結局、下げ幅は300円あまりにとどまり、一時は全面安商状だった個別銘柄も大引け時点で下落したのは65%にとどまっている。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が安く、ファナック<6954>の下げも目立った。また、SMC<6273>が下値を探り、シマノ<7309>は大幅安に売り込まれた。リクルートホールディングス<6098>、オリエンタルランド<4661>なども軟調。キッコーマン<2801>が急落し値下がり率トップとなったほか、信越ポリマー<7970>、メドピア<6095>、東海理化電機製作所<6995>などが大きく水準を切り下げた。大商いとなったGunosy<6047>も大幅に売りが優勢だった。
半面、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株が高く、日本電産<6594>もしっかり。JR東海<9022>も堅調。アサヒグループホールディングス<2502>、サッポロホールディングス<2501>などビール株が買いを集めた。山洋電気<6516>はストップ高に買われ、アマノ<6436>も急騰。カプコン<9697>、FPG<7148>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>、オムロン <6645>、アドテスト <6857>、アサヒ <2502>、トレンド <4704>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約35円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、キッコマン <2801>、東エレク <8035>、オリンパス <7733>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約136円。
東証33業種のうち上昇は7業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)保険業、(4)電気・ガス業、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)その他金融業、(3)パルプ・紙、(4)ゴム製品、(5)倉庫運輸関連。
■個別材料株
△東エレデバ <2760> [東証P]
23年3月期経常益予想16%増で35円増配へ。
△コーテクHD <3635> [東証P]
岩井コスモ証券が新規「A」でカバレッジ開始。
△バンクオブイ <4393> [東証G]
「メメントモリ」の事前登録数が合計30万人を突破。
△日鋳造 <5609> [東証S]
今期増収増益見通しで自社株買いも。
△理想科学 <6413> [東証P]
22年3月期業績は計画上振れ。
△アマノ <6436> [東証P]
今期も営業3割近い増益予想で増配や自社株買いなど。
△山洋電 <6516> [東証P]
23年3月期は2ケタ営業増益で5円増配へ。
△アイモバイル <6535> [東証P]
150万株を上限とする自社株買いと消却を発表。
△FPG <7148> [東証P]
22年9月期業績及び配当予想を上方修正。
△東邦ガス <9533> [東証P]
23年3月期は増収増益見込み2円50銭増配へ。
▼高度紙 <3891> [東証S]
23年3月期経常益予想10%減。
▼マクアケ <4479> [東証G]
22年9月期業績予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)山洋電 <6516>、(2)アマノ <6436>、(3)ランドコンピ <3924>、(4)メディアス <3154>、(5)東エレデバ <2760>、(6)アルファ <4719>、(7)邦ガス <9533>、(8)サッポロHD <2501>、(9)ビーウィズ <9216>、(10)アイモバイル <6535>。
値下がり率上位10傑は(1)キッコマン <2801>、(2)シマノ <7309>、(3)コア <2359>、(4)トナミHD <9070>、(5)信越ポリ <7970>、(6)リケンテクノ <4220>、(7)メドピア <6095>、(8)東海理 <6995>、(9)群栄化 <4229>、(10)シナネンHD <8132>。
【大引け】
日経平均は前日比313.48円(1.17%)安の2万6386.63円。TOPIXは前日比17.75(0.94%)安の1860.76。出来高は概算で16億5561万株。東証プライムの値上がり銘柄数は600、値下がり銘柄数は1198となった。東証マザーズ指数は700.45(10.99ポイント安)。
[2022年4月27日]
株探ニュース
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