２５日の株式相場見通し＝全般に買い気薄く続落、好決算銘柄を散発物色

　２５日の東京株式市場は、好業績見通しを発表する個別銘柄を散発的に買い進む動きは予想されるものの、それが全体相場に波及するのは期待薄とみられるため、日経平均株価は続落となりそうだ。
　２４日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比２ドル安の１万７０８３ドルと小幅続落した。６月の新築住宅販売件数が前月に比べて減少し、事前の市場予想を大きく下回ったこともあり、米景気の先行き不透明感が強まって売りが優勢となった。２５日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１０１円７０銭台での推移となっている。
　日程面では、安倍首相が中南米５カ国を歴訪（～８月４日）、経済財政諮問会議、６月の消費者物価指数、６月の企業向けサービス価格指数、気象庁の３カ月予報に注目。個別銘柄では、ＮＴＴドコモ<9437.T>、野村総合研究所<4307.T>、日本取引所グループ<8697.T>、日立化成<4217.T>が決算発表。海外では、英４～６月期のＧＤＰ速報値、米６月の耐久財受注が焦点に。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）