原料上昇により積層板や銅張積層板を値上げ
2月13日の決算、18年3月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比22.2%増の147億円に伸び、通期計画の184億円に対する進捗率は79.9%に達し、5年平均の72.9%も上回った。
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料は、数量が伸長し、売上高が増加し、車載向け、サーバー向けや産業機器向けなど、全般に需要が好調だったことが寄与。半導体用液状樹脂も顧客からの需要が増え、売上高が増加した。
3月14日、積層板および銅張積層板、プリプレグを4月9日出荷分から値上げすると発表した。昨年来の銅箔、ガラスクロス、樹脂等の原料の上昇が続き、自助努力によるコスト吸収は不可能と判断した。
チャート面では株価900円を挟んで振れ幅のある保ち合い相場で推移。引き続き保ち合いの範囲内に収まるため、押される展開を想定する。
業種:化学
時価総額:2365.4億円
PER:19.71倍
PBR:1.27倍