田岡化、上期経常を21％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

　田岡化学工業 <4113> [東証２] が9月28日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の14億円→17億円(前年同期は8.6億円)に21.4％上方修正し、増益率が61.5％増→96.1％増に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
　なお、通期の連結経常利益は従来予想の28億円(前期は27.1億円)を据え置いた。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の60円→70円(前年同期は60円)に増額し、年間配当は130円になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第２四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大しているものの、当社グループにおいては限定的な影響にとどまりました。このような状況下、売上高は当初の想定に比べゴム薬品および可塑剤が減収となる一方、樹脂原料の出荷の増加により前回発表を上回ると見込んでおります。営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は、増収に加え効率的な生産による原価の低減を行っていることから、前回発表時の予想を上回る見込みです。なお、通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を含め現在精査中であり、10月28日に予定しております第２四半期決算発表時に改めて公表する予定としております。

　当期の第２四半期末配当予想につきましては、第２四半期の連結業績予想の修正内容を勘案した結果、１株につき７０円（前回予想６０円）に修正させていただきます。（注）上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって予想と異なる結果となる可能性があります。