<話題の焦点>=低位材料株、個人投資家の短期売買活発化で動意
低位材料株が人気となる背景には、今年から実施された信用取引の証拠金規制の緩和が大きい。従来は信用取引の担保に差し出す委託保証金は現金や株式を受け渡すまで(売買日から4営業日後)は再利用できなかったが、同じ担保を使って1日に何度でも売買できるようになった。つまり、規制緩和は手持ち資金の少ない個人投資家の短期間での回転売買を活発化させる起爆剤になったわけだ。
リストの銘柄は、株価が200円以下の低位で個人投資家が手掛けやすく、中小型株の部類で動意づけば値運びが軽く、過去に短期間で急騰した実績を持っている。また、企業解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を割り込んでいる評価不足の銘柄であり、しかも、財務体質を考慮して、今期に配当を実施する可能性が高い銘柄に限定してみた。
◆PBR1倍割れの低位株20銘柄
銘柄(コード) PBR
植木組<1867.T> 0.46
協同飼<2052.T> 0.96
東洋糖<2107.T> 0.83
シキボウ<3109.T> 0.53
ダイニック<3551.T> 0.62
保土谷<4112.T> 0.56
三洋工<5958.T> 0.59
OKK<6205.T> 0.62
丸山製<6316.T> 0.77
北川鉄<6317.T> 0.72
石井鉄<6362.T> 0.94
油研工<6393.T> 0.66
サクサ<6675.T> 0.48
ナカバヤシ<7987.T> 0.65
ツカモト<8025.T> 0.85
GSIクレオス<8101.T>0.79
大東銀<8563.T> 0.48
太平発<8835.T> 0.54
ヤマタネ<9305.T> 0.86
洋埠頭<9351.T> 0.67
※2月7日終値をもとに算出
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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