カーバイド、前期経常を3％上方修正、配当も10円増額

　日本カーバイド工業 <4064> が4月25日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の32億円→33億円(前の期は25.6億円)に3.1％上方修正し、増益率が24.6％増→28.5％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.2億円→18.2億円(前年同期は18.1億円)に5.8％増額し、一転して0.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前の期は10→1の株式併合前で2円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の見通しにつきましては、東南アジア地域でのステッカーなどが好調に推移したことなどから、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見込みであります。　また、親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等の還付や繰延税金資産の増加などから前回予想を上回る見込みであります。　このような状況を踏まえ、平成30年２月７日に公表いたしました通期連結業績予想を修正しております。（注）１．上記の予想は現時点で入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績等は今後様々な要因に　　　　　よって異なる可能性があります。　　　２．当社は、平成29年10月１日付で普通株式10株につき１株の割合で株式併合を行っております。前連結会計　　　　　年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、１株当たり当期純利益を算定しております。

　　当社は、将来の事業展開と経営環境の変化に対応できる企業にしていくとともに、株主の皆様に対する利益配分を重要な責務と考え、長期安定的な配当を実現できることを基本方針としております。　この度、平成30年３月期の業績を踏まえ株主の皆様へより一層の利益配分を図るべく、従来予想の１株当たり20円に10円増配し、期末配当金として１株当たり30円を行う予定であります。　なお、本件は、平成30年６月28日開催予定の第119回定時株主総会に付議させていただく予定であります。