大阪ソーダ、上期経常を46％上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も8円増額

　大阪ソーダ <4046> [東証Ｐ] が8月5日大引け後(17:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比70.9％増の59.2億円に拡大した。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の69億円→101億円(前年同期は61.5億円)に46.4％上方修正し、増益率が12.0％増→64.0％増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
　上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の137億円→169億円(前期は134億円)に23.4％上方修正し、増益率が2.0％増→25.8％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の41円→45円に増額し、下期配当も従来計画の41円→45円に増額修正した。年間配当は90円(前期は80円)となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の14.3％→20.0％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期連結累計期間の業績につきましては、エピクロルヒドリン、アリルエーテル類等の電子材料関係向け製品や、医薬品精製材料、医薬品原薬・中間体等のヘルスケア関連製品の販売が想定を上回る見通しです。このような状況を踏まえ、2023年３月期第２四半期の業績予想について上記のとおり上方修正いたします。 　一方、原燃料価格のさらなる上昇や自動車生産台数の減少等先行き不透明な状況であるため、下期の業績予想については、当初想定のまま据え置き、見直しを実施しておりません。 　したがいまして、現時点では、通期の業績予想については、上期の業績予想見直し分のみを考慮した上方修正といたしました。なお、修正後の第２四半期累計期間及び通期の各利益は過去最高益となります。

　　上記の業績予想の修正を踏まえ、安定的な配当の継続性、今後の事業展開に向けた内部留保等を総合的に勘案した結果、第２四半期末配当は前回発表予想の１株当たり 41 円から４円増配し、45 円に修正いたします。また、期末配当予想につきましても、前回発表予想の１株当たり 41 円から４円増配し、45 円に引き上げることといたします。これにより、１株当たりの年間配当金は、前回発表予想から８円増配となる 90 円となり、前期実績に比べても 10 円の増配となります。※上記予想は現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。