■生成AI関連物色が再燃
■jig.Jp、24/3増額修正 配当合計 3.28円←0円
■前場の注目材料:富士電機、千葉に大容量の短絡試験設備、来年度稼働
■生成AI関連物色が再燃
24日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが184ドル高、ナスダックは215ポイント高だった。8月の総合購買担当者指数(PMI)速報値が予想を下回ったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内の追加利上げ観測が後退した。長期金利の低下を受けてハイテク株が買われ、相場全体を押し上げる格好となった。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比25円高の31995円。円相場は1ドル144円80銭台で推移している。
シカゴ先物は75日線水準での攻防を見せていたが、エヌビディアが取引終了後に発表した四半期決算は、1株利益が予想を上回ったほか売上高見通しも予想を上回り、時間外取引で大きく買われるなか、日経225先物は終了間際に32200円まで急伸し、75日線を上放れてきた。日経225先物の流れにサヤ寄せする格好から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株主導での上昇が見込まれる。
日経平均の75日線は32060円辺りに位置しており、これを上放れてくるようだと、32360円辺りに位置している25日線が意識されてくる可能性はありそうだ。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えていることもあり、買い一巡後はこう着感が強まる展開が想定されるものの、75日線水準での底堅さがみられるようだと、足もとで売られていたハイテク株を買い戻す流れが強まる展開も意識されそうだ。商いが膨らみづらい需給状況ではあるが、押し目狙いのスタンスは強まってきそうである。
物色としては半導体株のほか、エヌビディアの決算評価から生成AI関連への物色が再燃する可能性がある。ヘッドウォータース<4011>、PKSHA Technology<3993>、スパイダープラス<4192>、TDSE<7046>、アイリッジ<3917>、CINC<4378>などには個人主体の資金が向かいやすいだろう。
■jig.Jp、24/3増額修正 配当合計 3.28円←0円
jig.Jp<5244>は配当予想の修正を発表。2024年3月期においては、1株当たり1円64銭の期末配当に加えて、中間配当として創業20周年の記念配当を1株当たり1円64銭を2024年3月期第2四半期末に予定している。あわせて普通株式の売出しを行うことについて決議したと発表。これに関連して主要株主の異動が見込まれる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(32010.26、+153.55)
・NYダウは上昇(34472.98、+184.15)
・ナスダック総合指数は上昇(13721.03、+215.16)
・シカゴ日経先物は上昇(31995、大阪比+25)
・SOX指数は上昇(3602.01、+74.32)
・VIX指数は低下(15.98、-0.99)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・富士電機<6504>千葉に大容量の短絡試験設備、来年度稼働
・KDDI<9433>「金融連携」新プラン、投資機運高まり受け
・商船三井<9104>JX石油開発などと、低温・低圧の液化CO2船開発
・マイクロ波化学<9227>大平洋金属と、ニッケル製錬技術で共同開発契約
・アサカ理研<5724>廃電池からレアメタル、事業化加速
・トヨタ自<7203>新興国向け次世代戦略車、フィリピンで来年生産
・横河電機<6841>プラント運転支援システム発売、若手が熟練者並み対応
・日本触媒<4114>三菱重工と、アンモニア分解システム開発へ
・カーリットHD<4275>日本カーリット、電池試験設備を拡充、25―27年度目標
・アキレス<5142>生分解性農業用フィルム投入、保湿性向上
・クレハ<4023>いわきに700億円投資、車載電池部材PVDF増強
・エア・ウォーター<4088>帯広ガスと、LBMでのガス利用実証
☆前場のイベントスケジュール
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