<話題の焦点>=AI関連株にうねり、トヨタの大規模開発拠点が刺激材料に
日本でも量子コンピューター分野に先駆して注力する富士通<6702.T>や、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を擁するソフトバンクグループ<9984.T>がAI分野に早くから注力しているほか、NEC<6701.T>、日立製作所<6501.T>といった大手電機メーカーもこれに負けじと布石を打っている。
またIT関連業界だけではない、トヨタ自動車<7203.T>は直近、AIなど自動運転技術を開発する1000人規模に及ぶ開発拠点の設立を発表するなど本腰を入れており、業界を問わず大手企業を中心にAI分野に経営資源を注ぎ込む企業が増えてきている。
ここにきて、高性能半導体の開発に伴うコンピューターの処理能力が飛躍的に伸びたことや、ビッグデータの普及を背景にマシーンラーニング(機械学習)とディープラーニング(深層学習)の応用が進んでいる。コールセンター向け自動応答ソフトや自動運転分野など活躍の舞台が次第に広がってきた。そうしたなか、株価にうねりを伴ってきた銘柄も徐々に増えている。関連株へのマークが改めて強まりそうだ。
当面の物色対象としては、ブレインパッド<3655.T>、シグマクシス<6088.T>、ホットリンク<3680.T>、ALBERT<3906.T>、JIG-SAW<3914.T>、FRONTEO<2158.T>、フォーカスシステムズ<4662.T>、日本サード・パーティ<2488.T>、メンバーズ<2130.T>、PKSHA Technology<3993.T>、エスユーエス<6554.T>などに注目したい。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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