日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買いが先行して始まりそうだ。ただし、米中関係悪化への警戒から積極的な買いは限られるほか、米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が下げているため、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になると考えられる。日経平均株価のボリンジャーバンドの+1σは47011円辺りに位置しているため、同バンドを上回っての底堅さがみられるかが注目されよう。
ただ、昨日は前場こそ底堅さがみられていたが、後場は一変して下へのバイアスが強まっていた。高市トレードで積み上がったポジションを解消する動きは一巡したとみられるが、来週に予定されている首相指名選挙を控えるなかで、高市首相誕生か政権交代か思惑が交錯することで押し目狙いの買いも入りにくいだろう。また、昨日は高市トレードに関連する銘柄以外での下げも目立っており、リスク回避姿勢に向かわせていたようである。
下値の堅さを見極めつつ、決算など個別に材料のある銘柄での、短期的な売買に向かわせそうである。なお、昨夕決算を発表したところでは、ココナラ<4176>、ARアドバンスト<5578>、propetec<5527>、UNEXT<9418>、mbs<1401>、マテリアルG<156A>、いちご<2337>、アイデミー<5577>、エコモット<3987>、PRTIMES<3922>、ライク
<2462>、SHIFT<3697>、アバンティア<8904>、TSI HD<3608>などが注目されよう。
<AK>
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